『 反省と感謝について 』 | ITフリーランスエンジニアの案件・求人はPE-BANK

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Bコラム〜ビジネスマン(技術者)への応援メッセージ〜

『 反省と感謝について 』

はじめに

まるで小学生に話すみたいなテーマです。 しかし、このコラムを読んでくれている人、間違いなく立派な大人になっているビジネスマン、IT技術者にこそ再確認をしてもらいたいテーマです。古今東西、哲学と呼ばれている分野で活躍、名声を博した哲人は数多い。
その哲人たちが悩み、考えに考えた末に著作された書物で、究極の言葉・2つを選ぶなら、きっと「反省と感謝」になると考えています。
つまり、人として生きるために大切な言葉、考え方、行動が「反省と感謝」に要約されています。別の表現をするならば、失敗をしない生き方、幸せに生活する方法のキーワードなのです。「反省と感謝」をベースに行動することが出来るなら、仕事も生活も安心です。

反省は奥深い

反省するだけならサルでも出来る。そんなフレーズのTVコマーシャルがありました。
サルが反省するか、どうか? でも二度と同じ様な過ちをしない学習能力はありそうです。
人は、反省は苦手だと思えます。自分の過ちは認めたがらない傾向にある気がします。
他の人から直接に「お前が悪い」などと云われれば、気分を害し、トラブルになります。
もっとも日本人同士での会話では、面と向かって痛烈な言葉を浴びるのは少なく、一方的に悪いケースもありません。良いとか悪いとかでなく、もっと工夫の余地があったなど、事後になって、気に掛けることは、誰しもが経験するのではないでしょうか?
毎日の仕事や生活の中で、良かったこと、悪かったことを振り返る「反省」は大切です。
毎日の良い部分・悪い部分の「反省」は、間違いなく様々な成長に繋がります。
逆に「反省」がないことは、成長しない阻害要因そのものです。
成長のため「反省」は必須事項で、毎日の「反省」を習慣づけることは初めの一歩です。

心からの感謝こそ本物

人が毎日の仕事や生活に、安心や納得を得るためには「感謝」の気持ちが欠かせません。
「感謝」する気持ちが希薄だと、何かしらのストレスが溜まります。
形式的な、ありがとうの言葉は、心からの「感謝」とは意味合いが異なります。
ありがとうの言葉も大切ですが、それ以上に、心からの「感謝」を実感しないと、安心につながりません。実際に、自分1人でアレコレをこなしている訳でなく、多くの人に支えられて行動しているのです。仕事も生活も。実は有り難いことなのです、様々なことが。
聖人君子ではないので、多くの事柄に不満や不足を感じることは否定しません。
しかしながら、不満や不足を上回るほどの「感謝」は有るはずです。見つけて下さい。
感謝の念が不足している反比例は、不満や不足の思いが充満し、ストレスになります。
感謝する。当たり前のことに有難いと思う気持ちは、相手への思いやりになります。

毎日の仕事、生活の中で

それぞれの立場で、仕事をこなしているに違いありません。日々の生活の中では、多くの人と接しながら暮らしています。要するに、1人で全てをこなしている訳でなく、互いに支え合いながら仕事を行い、生活をしているのです。
余りにも当然な日常の姿なのですが、その日々の中で、自分の言動は周囲の人に少なからず影響を与えています。良かれと思って行動した結果が、当初の見込みとは異なる場合もあります。何かが見込み違いだったのですが、反省する材料になります。
無論、思い通りにコトが進む状況は、見事に事前の準備や手配が良かった証です。
良い状況にせよ、悪くなった状況の場合も、反省することの対象になります。
反省を踏みしめることによって、1歩づつ成長することにつながるのです。
感謝することの感性は、日々の仕事や生活の中で気が付かないと永久に分かりません。
身近な周りを見渡して、有難いことへの感謝を探し出すことで、更に、感謝の感性は磨かれます。いわば好循環になるのです。周囲の人との良い人間関係にも繋がります。

成長し安定する基盤

反省する行動は、成長につながる道に通じますし、自分自身の気持ちも穏やかになります。
言ってみれば、仕事も生活も、毎日の確認(良かった・悪かった)で不安要素を減らせます。或いは、やることはやっているのだからと、思い切りが良くなるのです。
感謝する気持ちは、人に言われて身につく能力ではありません。
性格だと言う人もいますが、決してそうではなく、人との比較では恵まれていなくても、自分の恵まれている状況を見つめると、有難いと思う気持ちが湧いて来るのです。
有難いと思う気持ちは、自分自身を客観的に見つめ、周囲の人の支えが有るとか、健康であるとか、美味しいものを食べられているとか、当たり前のことに感謝することです。
感謝する能力は、後天的なものと思えます。そして自分次第です。
反省する習慣を身に付け、感謝する気持ちを忘れずにいると、仕事も生活も、間違いなく安定した精神を維持し、明日への活動につながります。

斉藤 礼三郎

斉藤 礼三郎

コンピュータやネットワークに関わり半世紀近く。T自動車の情報部門にて、約20年間、DBやNWの企画・設計を担当した。その後、独立し名古屋にてシステム会社を20年ほど経営する。
現在は「PEーBANKのシニアアドバイザー」の立場で活動中。

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