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Bコラム〜ビジネスマン(技術者)への応援メッセージ〜

『 読書は英知の源泉 』

はじめに

小中学生の頃、読書感想文を書かされました。夏休みには、読書の課題がありました。
今となっては懐かしい思い出のひとコマですが、どの様な本を読んだのでしょう?
爾来、読書することが習慣づけられた人もいるでしょう。或いは、習慣にはならぬ人も。
今、声を大にして、コラム読者の皆さんへ伝えたい! 読書効果は、測り知れない!!
一般論では、読書する人と、読書しない人に二分されている様です。
このコラム読者の方は、読書する人に思えますが、読書効果を再認識して下さい。

古今東西の知恵

15世紀以前、本による情報は貴族階級の特権でしたが、グーテンベルグによる印刷技術の革新により一般市民にも行き渡る「本」になりました。ローマ時代、有名なシーザーは、ガリア戦記(元老院への軍事報告)を書き残していますが、さぞかし書き写す職人達は苦労したことでしょう。印刷技術の発展と文明技術の発展は相関係数、大なるものです。
現在の我々は、まさしく古今東西の知恵・技術・歴史など、あらゆる分野の「本」を手にすることが容易に出来ます。デジタル時代の今、「紙ベースの本」は古臭い感じはしますが。
しかし、人間の情報を読む身体の特性(目で見ること)を考えると、一番、優しいのです。
又、情報を伝えたい側の立場から考えると、「1冊の本」は起承転結を踏まえ易いのです。
「本」を読むには、何を読むか? いつ読むか? どこで読むか? など読む人にとって、事前に決めることが必要です。突き詰めると、その人の持つ問題意識や興味の範囲が「本」を選ぶ対象になると思います。当然、それぞれの人の自由です。読む読まないも自由です。
世の中に、どれほどの「本」があるのか、想像も出来ませんが、あらゆる分野の「本」のあることは確かです。そして「本」には古今東西の知恵が満載です。「本」は宝モノです。

過去も現在も未来も見える

仮に、IT技術者の立場で考え、「本」を通じて情報を得るとすると、全てのことを得られます。コンピュータの始まりは、パスカルの階差式計算機が世界初だったり、エニアックには真空管が1万8千本も使われていたなどが分かります。更に、AIの進化や見通しについて書かれた「本」は豊富にあります。「本」でなくても、インターネットでは素早くキーワード検索も出来て便利ですが、画面で得られる情報は限定的と思われます。
「本」の著者は、タイトルの内容を体系的に、詳しく、分かり易く記述することに傾注しています。要するに売れる「本」を書いているのです。だから読みやすいのです。
IT関連だけでなく、経済やおカネのこと、人口問題、政治体制、医学、映画、スポーツ、何でもござれ状態で「本」からは、過去も現在も未来をも知ることが出来ます。

個人の実体験の範囲

最近、人生100年などと言われていますが、歴史的な見地からすると、僅かな時間です。
又、生まれ育ち、仕事する生活するなどの場所は、世界的に見ると、狭いエリアです。
個人レベルでは、限られた時間や場所で、一生を過ごしている人が大半です。
別の観点から、成功した失敗したなども、比較対象する状況によっては、限定的です。
個人の体験は、世の中全体からすると、その範囲は限られていて、たかが知れています。
一方、無数の「本」から、自分の抱える問題や課題を解決したいと思った時、参考になる「本」から得られる情報は、自分自身へのアドバイスにもなり、激励にもなります。
初めにテーマ(問題・課題など)を持つ、或いは、気が付くことは必要条件です。
もっとも読書は、何かに迫られて仕方なく行うことでありません。読書そのものが楽しいのです。伝記、紀行文、動植物の生態、歴史上のウラ話、宇宙での新発見、IT技術の発展、世界各地の風習や文化などなど。それぞれの人の興味や関心事があって読書は始まります。その結果、個人としては「本」の著者の体験を疑似的に追認するのです。
換言すると、個人の疑似体験は、歴史をさかのぼり、世界各地に足を運び、未来にも目を向けることになるのです。そのことは、今日の仕事や生活に多大な良い影響を与えます。

読書から得られること

読書するだけでは、形になるものは一切、得られることはありません。
逆に、頭でっかち(知っているだけ)になり、他の人を見下したりの悪影響があります。
読書が良いのではなく、読書によって得たことを気に留めて、行動することが良いのです。
行動を伴ってこそ、読書で得た(気が付いた)ことが活かされるのです。
知る限り、世界中の指導者やリーダー格の人たちは、誰もが読書家です。
かの有名なケネディー大統領の読書量は、超人的だったそうです。ナポレオンも同じくで島流しに合った時、何千冊もの本を持参したとか。
※途中の蛇足=今をときめくT大統領は本を読まぬとか。世界中を不安にしています。
敢えて読書で得られることを言えば、多くの情報を得ることで、何かの判断をする際に、多くの情報から損得や良し悪しを評価出来るので、間違いが少なくなることです。
要するに、読書効果 = 多くの経験を積んだ大人の判断と同じことです。
「本」を読む、読書そのものを楽しみながら、成長し合いたいものです。

斉藤 礼三郎

斉藤 礼三郎

コンピュータやネットワークに関わり半世紀近く。T自動車の情報部門にて、約20年間、DBやNWの企画・設計を担当した。その後、独立し名古屋にてシステム会社を20年ほど経営する。
現在は「PEーBANKのシニアアドバイザー」の立場で活動中。