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Bコラム〜ビジネスマン(技術者)への応援メッセージ〜

『 ドラマの主人公 』

はじめに

世の中にドラマや映画は、娯楽の1つとして世界の各国で数多く制作されています。
そして、必ず主人公が存在し、主人公を軸にしてドラマは展開されるのです。
山岡荘八の描いた小説の「徳川家康」は、まさに家康を主人公にしたドラマですが、全26巻に及ぶ大河ドラマです。第1巻では、まだ家康は出生していない状況で、その時の松平家の事情などが仔細に描かれ、如何にして家康が生まれたのかを物語っています。
そして物語は、家康の苦楽を、時間の経過とともにドラマチックに展開して行きます。
今、このコラムを読まれている読者の1人1人にも、家康と同じのドラマがリアルに進行しています。無論、時代背景や読者の生まれた状況など、家康とは異なりますが。
しかし、間違いなく「あなたを主人公」にしたドラマ(人生物語)は展開中です。

過去から現在に至り未来に続くドラマ進行中

仮に「あなたを主人公」にしたドラマを出生した時から描くとすると、かなりの長編小説になるでしょうね。ご両親に育まれ、幼友達や学友に囲まれ、社会人となり、今がある。
自分の意思で決められた筋書きも多々あるでしょうし、周囲の人間関係で止む無く進行した箇所もあるでしょうが、現在から未来に続くドラマであることは確かなことです。
「あなたを主人公」としたドラマは、現在進行形で未来に繋がって行きます。実話として。
過去のドラマを塗り替えることは出来ません。現在、置かれている立場や状況を一変させることは、様々な条件が重なっていて容易なことではありません。
ところが、明日から始まる未来のドラマ(筋書き・内容)は、あなた自身の描くドラマになり得ます。問題は、どの様に現在から未来へドラマをスムーズに進行させるか? です。

主人公を如何に演じるか

フィクションのドラマには、作家とか脚本家がいて主人公の役割を分かり易く描き、演じるスタイルにもチェックが入り、主人公役を果たす役者は主人公に成りきり演じます。
ところが、既に成人となった「あなたを主人公」にした実話に、脚本家はいません。
あなた自身が脚本家を兼ねているのです。ドラマを仕切る監督の役割もあなた自身です。
IT技術者が主人公の場合には、IT技術の変化は速く、どの様に対応しサクセスストーリーに結び付けるか? ドラマのみどころになりますね。
このコラム作者(斉藤)は、「あなたを主人公」にしたドラマを見るとしたら、主人公の活躍を見たいし、終盤では数々の実績を築いた主人公の満足気な表情を、是非、見たい。
主人公は、あなた自身です。ドラマを支えるスタッフ役も兼ねながら、大役に違いありませんが、主人公を見事に演じられることを期待します。

ドラマ制作の重点テーマは何?

一般的なドラマでは、全体を通したテーマを設定します。明示的か暗示的かの別はありますが、ドラマを見る観客に対し、主人公はテーマを訴求する演技をセリフに込めます。
「あなたを主人公」にしたドラマは、何をテーマにいたしますか? 監督が決めます。
あなた自身が監督も兼ねていることは忘れないで下さい。ドラマの重要ポイントです。
終生1つのテーマも良し、年代ごとによって重点テーマが変わるのも良いと思います。
正義を貫く・豊かさの追求・人生をエンジョイする・社会に貢献する・家族愛を深める・
世界に関わる・真正直に生きる・隣人との共生・自然を守る・・・などなど。
人それぞれの価値観で、主人公がテーマを掲げてドラマを演じるのは、見応えがあります。
逆に、テーマも何もなく、無意識な日々を過ごすだけのドラマでは、見る甲斐がない。
ドラマ制作の責任者も、あなたの役目。「あなたを主人公」にしたドラマにテーマがあると、生き生きとしたドラマになること必定です。

主人公と共演者とのコラボレーション

当然のこと、主人公1人だけのドラマは成り立ちません。共演者いてこそのドラマです。
「あなたを主人公」にしたドラマには多数の共演者がいます。もう役目を終えた人もいるし、これから登場する共演者もいるでしょう。共演者ともども、晴れやかなドラマがいい。
ビジネスマンであれIT技術者であれ、社会人の立場でのドラマには仕事の場面は欠かせない。同時に個人の立場では家庭のシーンも必ずあるでしょう。
そして、仕事の場であれ家庭のシーンでも共演者がいるはずですが、共に信頼関係を基本にして生き生きと演じられるなら好ましいドラマになる気がします。
逆に、表面的なことを取り繕うだけの、本音を語り合う感動的なシーンもない様なドラマでは面白みもなく見ていてもつまらない。
出来るなら共演者とは、一緒に愉快に前向きにWinwinの強い絆を育てるドラマを演じられることを意識したいものです。その「あなたを主人公」にしたドラマ制作も監督も、勿論、主人公も「あなた自身」です。共演者とのコラボレーションの兼ね合いを差配する脚本も「あなた自身」の役割です。
今日からスタートした『ドラマの主人公』を、精一杯、楽しみながら演じて下さい。

斉藤 礼三郎

斉藤 礼三郎

コンピュータやネットワークに関わり半世紀近く。T自動車の情報部門にて、約20年間、DBやNWの企画・設計を担当した。その後、独立し名古屋にてシステム会社を20年ほど経営する。
現在は「PEーBANKのシニアアドバイザー」の立場で活動中。

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