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「#エンジニアのためのアドテクセミナー」イベント開催レポート

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2017年11月15日、東京都港区六本木の「Speee Lounge」にて、イベント「#エンジニアのためのアドテクセミナー」が開催されました。

アドテク(アドテクノロジー) は、マーケティングの中核である「広告」を支える重要な技術として、急速に進歩し続けています。当然のことながらエンジニアのニーズも高まっていますが、その進歩の速さと分野の広さから、どのように取り組んでいけばよいのか迷っている方も多いのではないでしょうか?

そこで株式会社Speee アドテク事業部の長山雅之(ながやま まさゆき) 氏をお招きし、「#エンジニアのためのアドテクセミナー」と題したイベントを開催。運用型広告を駆使するとともに、データフィード広告やGoogle Analytics、Google タグマネージャーなどの技術的支援を行うなど、テクノロジーを用いた課題解決を得意とする長山氏に、エンジニアに役立つアドテク業界の基礎知識とトレンドをお話していただきました。

エンジニアとしての広告業界に携わるために


セミナーの前半では、アドテクの基礎を解説していただきました。アドテクと言ってもその意味は広く、エンジニアとしてアドテクに携わるとしても「広告を配信するプロダクト自体を開発する」「ネットワークを開発する」あるいは「広告効果や集権分析などのツールを開発する」など、いくつもの道があるそうです。エンジニアとして「何を勉強していいのかわからない」という状況を解決するための糸口として、アドテクの基礎を理解しておく必要があります。

まず、長山氏は自身が購入したApple 社の「airPods」を例に、商品を購入するまでのユーザーの行動と、アドテクの基本的な考え方を説明。アドテクの歴史と広告配信の仕組みをわかりやすく解説してくださいました。

さらに、これまでの広告の問題点を挙げたうえで、そのソリューションとしてダイナミックアドとネイティブアドのふたつを紹介。ユーザー体験を阻害することなく費用対効果を高められエンジニアとしての広告業界に携わるためにるフォーマットであるダイナミックアドと、ユーザーに価値ある広告を届けることができるネイティブアドについて、詳しく解説していただきました。

近年、広告はユーザーに自分事とされなくなっている。そのソリーションがダイナミックアドやネイティブアドであるけれど、根本的には解決していないと長山氏は考えています。
ユーザーの変化(態度変容) に応じて広告を出し分け、ユーザーのモチベーションに合わせて正しくコミュニケーションできるように設計し、ユーザーが自然に意思決定できるようにサポートして行く姿勢が必要。理想的なコミュニケーションを構築により「ユーザーの体験を損ねないことが大切」との長山氏の言葉が印象的でした。

データ統合を進め人間が担う「問」の質を高める

セミナー後半は、広告における技術革新や、技術が進歩するなかで人間が想像すべき価値など、「広告の今後」をテーマに語っていただきました。

長山氏は「AlphaGo (アルファ碁)」を例に、機械がモデル化し最適化してくれる部分は「機械に任せた方がよい」という、最近のプロダクトのトレンドについて紹介。こうしたアドテクの流れの中で、「人間と機械がどのように棲み分けていったらよいのでしょうか?」と長山さんは問いかけます。

機械はモデル化を行う。人間は問を生んで行く。イノベーションが進んで行くためには、整然と整理された状態(モデル化)と雑然としたカオスの状態(問)とを繰り返していくことが必要と、長山さんは考えているそうです。例えば、あるゲーム機器の広告を展開する場合、いろいろな訴求ポイントを考え、どうやったらユーザーは購入してくれるだろうと考える。ターゲットごとの態度変容を想定し、そこに仮説を立てて、問を立てる。その部分は、人間が担って行くべきと長山さんは語ります。

また、アドテクにおけるインテグレーションにおける価値について、いろいろなチャネルやポイントがあるなかで、統合を進めていかないと、分析ができずコントロールできなくなる。
つまり、広告の再現性がなくなる。さらに、データ統合により質の高い仮説を生み出すことができる。すなわち、人間が担うべき「問」の質が高まると、その重要性を強調。アドテクにおいては、「人間が質の高い仮説を産むための材料を作ること、人間の問を評価できるものさしを作ることが大切」と講演を結んでくださいました。

長山氏の講演からも明らかなように、さまざまな事業において、益々重要度を高めているアドテクノロジー。それだけに進歩も早く、エンジニアも日々最新の情報のキャッチアップと理解が求められています。

それだけに、長山氏によるアドテクノロジーの現状とこれからの展望についてのお話は、これからアドテクノロジーの分野に進みたいと考えている方はもちろん、すでに日々の業務においてアドテクノロジーに取り組んでいる方にも、有益なものとなりました。

PE-BANKでは、今後もセミナーを通じて、プロエンジニアの皆様に役立つ情報を幅広くご提供していきます。皆様のご活用、ご参加をお待ちしております。