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ITエンジニアとしてスキルアップをするために、勉強会に興味を持っている方もいるでしょう。勉強会はスキルアップや人脈づくりに最適な場です。勉強会を探すにあたってはさまざまな方法があり、どの勉強会を選ぶかは現在のスキルや目標によって異なります。
本記事では、勉強会を探すためのおすすめサイトや勉強会の種類、最大限に活かすためのステップ、注意点について詳しく解説します。
ITエンジニアの勉強会に参加するメリット
まずは、ITエンジニアの勉強会に参加するメリットを解説します。これから勉強会に参加したいと思っている方は参考にしてください。
継続的な自己啓発・勉強は年収アップを期待できる
エンジニアの勉強会は、年収アップを直接もたらすわけではありませんが、継続的な学習の手段として非常に有効です。最新の技術やトレンドにふれる機会が増えるため、自身のスキルセットを広げることができます。
実際に社会人の継続的な自己啓発・学び直し(リカレント教育)によって、将来的な年収の増加や就業確率の増加につながったことが内閣府の「平成30年度 年次経済財政報告」によってわかっています。
年収に与える効果の推計結果をみると、自己啓発を実施した人と実施しなかった人の年収変化の差額は、1年後には有意な差はみられませんが、2年後では9.9万円、3年後では15.7万円でそれぞれ有意な差がみられています。
自己啓発を実施した人と実施しなかった人の年収変化の差額
※参考元:内閣府「平成30年度 年次経済財政報告」
開発の最新情報を得られる
ITエンジニアの勉強会では、業界の最前線でエンジニアから直接情報を得ることができます。新しいツールや技術、開発手法の紹介など、普段の業務では得られにくい貴重な情報にふれられることもあります。日々の業務に新しい視点やアプローチを取り入れて、技術的な優位性を保つことができます。
また、勉強会に参加すればプログラミング言語の現状を把握できるため、キャリアパスを検討する際の参考になるでしょう。
自分のレベルを把握できる
勉強会では、参加者間での交流も活発に行われ、他のITエンジニアと自分を比較して、自分のレベルを把握できます。技術的な能力だけでなく、社会人としての基本のスキルも見つめ直すことで、自分の強みと弱みが明確になるでしょう。将来の学習計画やキャリアプランをより具体的に立てる手助けとなります。
独学にならずに学習できる
勉強会に参加すれば、独学にならずに学習を継続できるのがメリットです。共通の目標を持つ仲間といっしょに勉強会に参加することで、モチベーションアップにもなるでしょう。
また、勉強会では質問や議論が活発に行われるため、独学では解決できなかった疑問を解消することができ、学習効率がアップします。
人脈を広げられる
エンジニア勉強会は、他分野で活躍しているエンジニアとの交流の場としても非常に有効です。これまで接することがなかった企業やプロジェクトに関わるエンジニアとの出会いは、新しい視点や知見を得る機会となります。人脈が広がることで、転職の糸口としても期待できるでしょう。
ITエンジニアの勉強会を探すには?
エンジニアの勉強会を探すための便利なプラットフォームをいくつか紹介します。以下のプラットフォームを活用することで、自分の興味やスケジュールに合った勉強会を簡単に見つけられます。
ITエンジニアに特化した専門性の高い勉強会
ITエンジニアに特化した専門性の高い勉強会を探すには、IT業界に特化したプラットフォームで検索することがおすすめです。掲載されているイベント数も多く、大規模なプラットフォームは「connpass」「TECH PLAY」などが該当します。
ビジネス全般に関連するイベント・勉強会
ビジネスの知識を習得できるセミナーや異業種の人材と交流をするイベントを探すには「こくちーず」「Peatix」などの幅広いジャンルを扱うプラットフォームがおすすめです。もちろんエンジニア関連の勉強会も開かれているので、興味がある方はぜひ検索してみてください。
継続的に同じメンバーとコミュニケーションを取れる勉強会
ITエンジニアと積極的に交流を取りたい考えを持っている方には、IT業界やエンジニアに特化したプラットフォームの「Doorkeeper」がおすすめです。一度参加したイベントには継続的に参加を促す仕組みがあるため、面識のあるエンジニアと交流が持ちやすいでしょう。
ITエンジニアの勉強会はエージェント経由でも探せる
IT専門のエージェントが主催するエンジニア勉強会も多くあります。例えば、フリーランスをサポートするエージェントであるPE-BANKが提供する「サポートプラス」は、ITエンジニアやこれからフリーランスエンジニアを目指したい人にとって価値のある無料セミナーを開催しています。
過去にはAIの最前線を知ることができるセミナーや、フリーランスの資産形成のカギとなるNISAのセミナーなどを開催しており、第一線の登壇者によるプログラムが特徴です。
今後フリーランスエンジニアを目指す方もそうでない方も、サポートプラスをチェックしてみましょう。
ITエンジニア勉強会の種類
ITエンジニアの勉強会にはさまざまな形式があります。以下を参考にして、ご自身の目的に合った勉強会を見つけてみてください。
セミナー形式(ウェビナー)
セミナー形式(ウェビナー)は、専門家が講師となり、特定のテーマについて講義を行う形式です。オンラインで開催されることも多く、全国どこからでも参加できます。
交流会形式
交流会形式は、参加者同士が自由に交流し、情報交換を行う形式です。特に異業種交流会などのイベントでは、異なる職種やジャンルの人々が集まり、新しいアイディアや見解を共有することを目的としているため、人脈を広げたい方に最適です。
ワークショップ
プログラミングや新しい技術の習得に向いているのが、手を動かしながら学ぶワークショップです。「スクール」「ハンズオン」などの名前で募集していることもあります。
自主学習・もくもく会
自主学習・もくもく会は、参加者が自分の課題に取り組む形式で、静かな環境で集中して学習したい方におすすめです。1人の環境だと課題に集中することができないといった方にはピッタリの勉強会です。
効果的な勉強会参加のための5つのポイント
続いて、効果的な勉強会参加のためのポイントを説明します。以下のポイントを実践して、スキルアップに勉強会を役立てましょう。
勉強会に参加する目的や目標を明確にする
まず、自分が勉強会に参加する目的や目標を明確にしましょう。例えば、新しい技術の習得、人脈の構築、キャリアアップなど自分が身につけたい目的や目標設定が重要です。
名刺を用意しておく
交流を目的としていない勉強会でも、オフラインの場では名刺交換をする場面もあります。そのため、いざというときにも名刺交換ができるように、自分の名刺を多めに用意しておきましょう。
自己紹介や質問は事前に準備する
初対面の人と話す際にスムーズに自己紹介ができるよう、自己紹介が苦手な方は事前に練習しておくことも大切です。また、ほとんどの場合、セミナー形式などでは質疑応答の時間が設けられています。質問もあらかじめ考えておくと良いでしょう。
積極的にコミュニケーションを取る
勉強会では積極的にほかの参加者や登壇者・講師とコミュニケーションを取ることが大切です。特に交流会形式の勉強会では、積極的な姿勢が人脈を広げるカギとなります。
アウトプットして復習する
勉強会で学んだ内容は、必ず復習し、自分の言葉でアウトプットすることが重要です。ブログにまとめるか、SNSでシェアするなどして知識を定着させましょう。特にエンジニアの共有するサービスであるQiitaやZennなどでアウトプットすることがおすすめです。
ITエンジニアの勉強会に参加するときの注意点
最後に、ITエンジニアの勉強会に参加する際の注意点を2つ紹介します。トラブルに巻き込まれないためにも、運営者の情報確認は特に重要です。
運営者の情報を確認する
勉強会やセミナーの運営者が信頼できるかどうかを事前に確認しましょう。高額な受講料を請求されたり、勧誘や強引な営業をされたりする可能性もあります。セミナーを開催する団体や運営者の名前を検索するだけでも、過去に何かトラブルがあったかどうかを調べることができます。
参加しただけで勉強した気にならない
勉強会に参加するだけでは、実務レベルで活用できることはありません。実際に学んだ内容を自分のものにするために、勉強会で学んだ内容について積極的にインプットとアウトプットを繰り返しましょう。
ITエンジニアの勉強会に参加して自分の市場価値を上げよう
ITエンジニアとしての市場価値を高めるためには、実務や独学だけではなく、勉強会への参加とその後のアウトプットも重要です。スキルアップを目指し、能力を高めていける人材は、昇進やキャリアチェンジのチャンスが広がります。
企業内でのステップアップ以外にも、独立してさまざまな案件やプロジェクトに挑戦してフリーランスエンジニアとして自由な働き方を手に入れるという選択肢もあります。ITエンジニアの勉強会を通じてスキルを磨き、人脈を広げ、より高い市場価値を目指しましょう。
「PE-BANK」は、フリーランスをサポートするエージェントとして、本来の仕事に注力できるよう、案件の提案から事務作業まで一括して請け負います。フリーランスエンジニアとして効率良く案件を獲得したいと考えている方は、PE-BANKにご相談ください。