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Bコラム〜ビジネスマン(技術者)への応援メッセージ〜

『 大変な時代を生き抜く 』

はじめに

最近、ヒューマンフローと云う映画を見ました。世界各地に発生している難民の実態を追いかけた、映画というより難民をテーマにしたドキュメンタリー放送を見た思いです。
幸いにも、現在は日本国民が難民になるリスクは殆どなく、有難いことです。

しかし、仕事や生活の中で、これから全くリスクがない訳ではなく、身のまわりに起こる状況の変化には留意する必要があります。

とりわけIT技術者の方は、毎年の如く新たな技術やサービスが生まれている状況の中で、その全てのことを理解するのは至難ですが、自分の仕事に直結しそうな事柄には目を向け、ウォッチしている必要があると思います。ゆでガエルにならぬ為にも。

経験したことのない時代を生きている

当然のことではありますが、2019年の現在、今までの世界や日本の歴史にはなかった状況が生じています。世界中の誰もが経験したことのない時代の真っただ中にいます。
コンピュータやネットワークの技術は、この10、20年で驚異的な進歩を遂げています。
各国の経済活動は、驚異的な技術を駆使して、縦横無尽にモノを作り、流通し、おカネも瞬時に移動出来るシステムを構築しています。その勢いの止まる気配はありません。

モノ、カネ、情報は三位一体となって、世界中を駆け巡っています。

ただ懸念するのは、各国の間で、個人の間でも、経済的な格差が広がっていることです。
又、日本の事情に目を向けると、1000兆円超の借金や少子化(労働人口の減少)、福祉関連費用の増大など、これから先、どうなるのかと気懸りです。

身近な変化に目を向ける

いつの時代も問題がなかった訳ではなく、困難を乗り越えて来た歴史があります。
人間の対応能力に期待しています。とは云え、個人のレベルでは、どの様に対応して良いやら苦慮します。変化は連続的に起こり、個人の対応する暇さえない程に感じます。
日常の仕事、生活の場では、昨日と今日が劇的に変わることはありません。

しかし1年毎に状況を確認すると、技術・テクノロジーを基盤に、新しい仕事のやり方や、生活の中にも変化を見つけることがあります。スマホがらみの新サービスなど使える人と使えない人とは、メリットを享受できるか、否かの差が付いてしまいます。

今後、自動走行運転車が実用化されると、上手に使える人と使えない人の差が生まれそう。
既にカーシェアリングは、スマホを活用した仕組みになっていて、使い方次第では有効なサービスであり費用削減にもつながっている様です。車は個人所有が当たり前から、共有形態も当たり前になりそう。他にも、様々な変化は身近に起こっています。

ネットワークと集合知の相乗効果

何十年も前には、多くの情報(技術・経済・歴史など)を得るために費やす時間と費用は、ネットワークの発達した現在と比べると雲泥の差です。世界中の英知は、データとなり、ネット上の情報として、いつでも、どこからでもサーチ出来るシステムが作られています。

同時に、あるヨソの国で始まったITやネットを活用したサービスは、瞬くうちに他の国にも伝播しています。日本も例外ではありません。経済効果があるとか、便利とか、安心など様々なニーズを汲み上げて新サービス(ビジネス)が始まり、次々に生まれています。
配車サービスのUber(アジアではGrab)、Airbnb(民泊)、自動翻訳を利用した案内サービス、フリーマーケットのメルカリなど、枚挙するとキリがありません。
要するに、新たなビジネスを起こす世界中のアイデアは、誰もが知る集合知になります。
当然、ネットを活用していて、集合知の相乗効果を生み出しているのです。

ビジネス、行政のサービス、物流の仕組み、生産管理、医療、教育など、あらゆる分野が対象になっています。この先も、対象範囲は拡大こそすれ、縮小は考えられません。

大きく変わる時代に向き合う

今、このコラムを読む多くの人は、日本国内で仕事をして生活をしていると思います。
日本国内で、新たなビジネス(サービス)を立ち上げる時、法的な規制が多くスムーズに行かぬケースを見聞きします。それでも、年々、技術の進化は加速し、法律制度にも影響を与え、新サービス(新ビジネス)を生み出す気配濃厚です。

モバイルの新たな通信方式「5G」の実現は目前に迫っています。間違いなく新サービスは始まります。どの様な結果を生むのか分かりませんが、働き方改革は始まっています。
いずれにしても、大きく変わる時代に生きている私たちは、目を見張って、変わり目に向き合い対応して行く必要があります。仕事上で変わりそうな状況を注視し、生活レベルに関わる新サービスなどにも対応したいものです。

日常の仕事や生活の中で、少し身の回りに目を向けて、変化の兆しを見つけましょう。
一方、どの様に変わろうとも、「なるようになる・・・の精神」も大切なことです。

斉藤 礼三郎

斉藤 礼三郎

コンピュータやネットワークに関わり半世紀近く。T自動車の情報部門にて、約20年間、DBやNWの企画・設計を担当した。その後、独立し名古屋にてシステム会社を20年ほど経営する。
現在は「PEーBANKのシニアアドバイザー」の立場で活動中。