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Bコラム〜ビジネスマン(技術者)への応援メッセージ〜

『 情報のリテラシーを考える 』

はじめに

情報化時代と云われて久しくなります。情報云々と気軽に話すことも多々あります。
多くの意味を含む情報は、個人にとって、得た情報を基に行動するとか、しないとかの判断材料になることが多い。情報を、今風に云えばデータと解釈しても良い。
どちらにしても、既に知っていることを更に内容を確認する意味で、情報の価値はあるし、知らないことであれば、尚更に新たな理解としての情報は大きな意味を持つ。
注意するべきは、それぞれの情報が、確かなコトなのか、間違ったコトなのかを判別する手段や知識を身に付けることと思う。まさにリテラシー(正しい理解力)が大切なのです。

見聞きする情報の中味

情報とかデータなどは、日常の生活や仕事の中で、意識の有りなしに関係なく、とてつもないほどの量に接している。時間軸で考えると、過去に関わる情報や、現在の状況に関係する情報、未来につながる情報があり、どれも、自分の行動に繋がる情報と云って良い。
入手元は、TVや新聞、週刊誌などのマスコミ情報、ネットで見て知る多様な情報、友人・知人や仕事関係の人からの情報、読書や家族を通して知る情報などだろうか。
或いは、自分が経験する直接に見て理解したことも貴重な情報と云える。
IT技術者には、余りにも大量の情報が行き交う現在のIT業界の中にあって、今後の仕事に重要な技術とかサービスは何か? 習得している技術は、どの様に変化するのか?
変化するスピードは、どれくらいなのだろうか? エトセトラ、気懸りなことは多い。
個人にとっても、年金制度は、どうなるのか? 医療がらみで留意することはないのか?
社会システムの変貌は、どの様に進むのか? などなど疑問は一杯ある。
調べたり確認する情報は数多くあるが、場合によると、異なる内容があったりする。
情報の中味を、吟味することは欠かせない。盲目的に知った情報の鵜呑みは、要、注意。

情報の真偽を確かめる

情報について知ることは、先ずは本人の問題意識がないと、情報は目の前を過ぎて行く。
言うなれば、TVのアンテナみたいに、聞きたいチャンネルに合わせないと見られない。
様々な分野とか内容について、意識を持っていると、見聞きしたい情報は飛び込んで来る。
TVで見ることと同じ。違うのは、複数の問題意識を同時に持っていると、多数の情報が見聞き出来ること。ただ初めて見聞きする情報は、ややもすると鵜呑みにしてしまうから、セカンド・オピニオン的な別ルートからの情報入手も必要なことです。
どの様に真偽を確かめるか? 中々、一般市民には難しいことですが、確たる検証が出来ない場合は、疑問符付きの情報として理解することも大事なことです。

情報を評価・判断する見識

人は誰でも、知識や経験を重ねることで、得た情報の価値の大きさや重要性を評価する術を身に付けますが、問題は、得た情報から、如何に自分自身の行動に繫げるか?
具体的な例として、IT技術は、益々、クラウド化が進展するとか、AI関係の仕事が増大する・・・などの情報を頻繁に見ていたら、現時点の仕事しながらでも、得た情報を活かすために行動することです。つまりは勉強せよ・・・と云うことですが。
別の問題で、年金制度は先細り・・・情報を得て確認出来たら、今の時点から個人的には資産増加の問題意識を高め、真剣に行動するのが良いと思うのです。どうすれば良いか?
情報を得ても(何かに気が付いても)、何も行動につながらないのは、悲しい状況です。
これからも多くの情報に接する機会は多いと思いますが、情報の持つ意味合いを理解する。
意味合いとは、情報が状況・傾向・警報・確定・否定・・・など、何を教えているのか?
そして、情報を評価したり、判断出来る見識を備えられる様にしたいものです。

情報を取捨選択し行動する

ビッグデータとは、このコラムで云う情報とは少し異なりますが、本質は同じです。
このコラムは、IT技術者やビジネスマンの読者を念頭にしています。
恐らくは、働き盛りの読者だと思います。これからも膨大な情報に接しながら、公私共に、日々の生活や仕事を続けて行くことになります。願わくば、多面的な問題意識を持って、価値ある情報を得た時に、行動につなげる必要の有りなしを判断して欲しいのです。
情報の取捨選択は、第一ステップとして、大事なことです。フェイク情報に惑わされないことを願っています。種々雑多、多様な情報には毒にも薬にもなる情報が混在しています。
教育の場で、情報の大切さや活用の仕方など教わっては来ていませんが、本当は、とても重要な事項と考えています。情報を活かすも無視するのも勝手です。しかし、情報を活かして行動に繫げられる人は、実り多き生活・仕事に恵まれること必定です。
先ずは、まわりを見渡して問題意識を持つことが肝心です。すると情報が集まって来ます。
恵まれた生活や仕事のためには、情報を活かし行動することが基盤になります。

斉藤 礼三郎

斉藤 礼三郎

コンピュータやネットワークに関わり半世紀近く。T自動車の情報部門にて、約20年間、DBやNWの企画・設計を担当した。その後、独立し名古屋にてシステム会社を20年ほど経営する。
現在は「PEーBANKのシニアアドバイザー」の立場で活動中。