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Bコラム〜ビジネスマン(技術者)への応援メッセージ〜

『 役割を果たす 』

はじめに

意識の有る・無しに関わらず、誰しもが何らかの役割を担っていると考えています。
その役割をしっかり認識し、期待されている結果を生み出す人は頼もしく感じます。
ましてや期待以上の結果を出せる人は、信頼度は高く、本人自身の自信につながります。
置かれている立場や、周囲の状況によって役割の内容は異なりますが、関係する人達とは相互に影響し合うことが多く、日々の仕事や生活の中で役割を認識する大切さを考えます。
そもそも自分の役割って何だろうか? 期待されているって、何を? 誰から?

役割の多面性

仕事に限定するだけでも、自身の役割を明確に認識することは、容易ではありません。
IT技術者の場合、プロジェクト(PJ)内での役割は、PJメンバー間で責任分担とか、成果物の一覧を相互に担当するなど、分かり易い気もするのですが、限定されたことだけが役割と考えるのは早計です。PJ全体の進捗状況によっては、役割の変更・追加・抹消は日常的に起こり得ることですし、一旦、決めた内容の不備や欠陥等を探り出すのも役割の1つではないでしょうか? つまりPJの目的・予算・日程他にも目を向け、常に問題意識を持ち続ける必要があります。閉じこもった限定的な役割のみ、自分の責任と考えるのは狭小な考えです。関係する人達の仕事にも注意を向け、自分への影響の有無を考え、PJ全体の動きにも敏感な方が良いと思います。幅広く奥深い役割を担う認識を持ち対応することは、自身の成長につながり、そしてPJ内では期待以上の結果につながります。
生活の場においても、多くの役割を認識して、様々な場面に対応出来るならば喜ばしい。
1人の役割は、置かれている立場ごとに、数多く期待されているのです。

役割のあることは有難い

仕事での役割、家族の中での役割、仲間内での役割など、自ら決められることもあるし、役割を任される場合もあるでしょう。その際、手間ヒマのかかる役割ほど達成感は高まる気がします。見込み通りに行かぬ場合は多々ありますが、役割を果たしている状況そのものが仕事している・生活している現実なのです。役割を通じて期待されているのです。
仕事は金銭的な見返りがあります。当然のことですが、役割の大変さに比例しています。
期待以上の大きな結果を生み出すことにより、見返りは大きくなります。逆もあります。
他方、家族や仲間の中での役割は多様ですが、金銭的な見返りは、まず有りません。
ただ多様な役割を果たしながら、経験を重ね、信頼を得て自身の成長につながります。
多種多様な役割を果たし、仕事実感・生活実感を得られることは有難いことです。
有難いと思いつつ役割を果たす場合と、仕方なく役割を果たしている・・・のは大差です。

レゾンデートル

存在意義とか、存在理由とかの意味を持つ言葉(フランス語)ですが、要するに自身の担う役割を意識しているか、どうか? その様に理解したいと思います。
担う役割を持たぬ人はいない。そう考えています。人によって、役割の意識に強弱の差はあるけれど何らかの役割はあるのです。間違いなく、仕事の場でも生活の場においても、周囲の関係する人達から、あなたの果たす役割は期待されています。
その際、関係する人達の期待には諸々のことが含まれています。1つの例として、友人の誕生日祝いをする側のスタッフになった時、「えっ、そこまでやってくれるの?」と、友人から喜ばれたら大成功です。無論、普通に誕生日を皆さんで祝ってあげるのも良いけれど。
仕事の場においても、「そこまで対応してくれるの?」と関係者に云わせたら大成功です。
別の云い方ですと、自身の個性を発揮するとか、期待を上回る対応こそレゾンデートルにつながることでしょう。

果てしない役割

大げさな理解では、生まれて死ぬまで、誰もが「何かしらの役割を担っている」のです。
その時々の置かれている状況によって、役割は異なるにしても、役割を果たすこと自体が、自身を元気づけ周囲の人達との人間関係を支えていると思います。
仕事の場においては、上司や関係先からの指示もあるでしょうが、自身の役割を小さくせず遠慮せずに積極的に対応してもらいたいものです。
よく云われることですが、仕事の出来る人には、更に仕事が回って決ます。恐らく、周囲の人からの評価は、期待以上の結果を出してくれるので、別の仕事もやってもらいたい。多分、その様なことでしょう。ずるく考えると、割の合わないことかも知れません。
でも、そうではないのです。むしろ、他の人には出来ないことを次々に経験することで、対応力は高まり、自信につながり、役割をきっちり果たせる人に成長するのです。
役割は、どの様な立場になっても状況においても、エンドレスと考えた方が良さそうです。
ならば、公私にわたる自身の役割を認識し、楽しみを見出しながら対応しましょう。
役割を果たすことによって、仕事も生活も好循環するのです。

斉藤 礼三郎

斉藤 礼三郎

コンピュータやネットワークに関わり半世紀近く。T自動車の情報部門にて、約20年間、DBやNWの企画・設計を担当した。その後、独立し名古屋にてシステム会社を20年ほど経営する。
現在は「PEーBANKのシニアアドバイザー」の立場で活動中。