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Bコラム〜ビジネスマン(技術者)への応援メッセージ〜

『 平成から新元号の時代に 』

はじめに

時代の変わり目にいることを実感します。20世紀から21世紀になった時に立ち合い、今年は日本の元号が変わる。昭和から平成になった時、暫くは平成になじめなかったことを思い出します。次の新しい元号に、直ぐなじめるか、どうか?

今や傍らに平成生まれの営業マンが、元気に働いています。平成生まれの人にとっては、昭和は「その昔」に感じるのかと思うと、時代の移り変わりを知る思いです。
平成から新元号になって、急な変化を生じる訳ではありませんが、時代の変わりつつあることを考えてみる良い機会だと思います。

日常の生活や情報処理のシステムでは、西暦が当たり前になっていて、元号の変わり目も支障なく時間は過ぎて行きます。しかしながら、ITやネットワーク社会の急激な変化は、新元号の時代になると、更に加速すること必至です。日本のみならず、世界中が。

平成を振り返ると・・・平成元年=1989年

平成31年になり、新聞やTVなどマスコミは、平成の時代に、どの様なことがあったのかと経済、社会、技術、或いは世界の中の出来事を伝えています。

平成元年の頃には、まだインターネットは草創期で利用する人はIT業界に関係する人ばかりで、個人が携帯電話を持つのも珍しい頃でした。スマホは、影も形もなかった。
日本経済は勢いも良く、世界企業100社の中に日本企業は20社くらいありましたが、平成30年(2018年)には数社あるのみです。

平成の30年間に、日本のみならず世界中の企業にも大きな変化が生じています。
ITやネットワーク関連企業の興隆には目を見張ります。Windowsは世界に蔓延し、グーグルのストリートビューに驚き、FacebookによるSNSは拡大の一途です。
何よりもスマホの登場は10年わずかで、社会のシステムを一変するインパクトです。

新元号の時代を考える

何年間、新元号の時代になるのでしょう?
仮に30年間続くとしたら、平成の時代よりも数倍の大変化に見舞われるに違いありません。何が、どの様に、どれくらい変わるのか?
願わくば、今よりも格差は縮小し、世界中のゴタゴタが激減することを期待したいけれど、現実の世界は、期待通りにはならない不安があります。

IT技術者にとっては、気を抜くことは出来ない時代になりそうです。技術も利用する制度もサービスも大きく様変わりするでしょう。当然、IT技術者はシステムを裏方で支える役割と責任は重くなります。と同時に、果たすべき課題は限りなく、ビジネス面においては有難いほどにITやネットがらみの仕事需要は拡大するに違いありません。

時代の変化は続く

いつの時代も、ある特定の分野とか技術に目をむければ、始まりであり、発展途上であり、或いは、変わり目でもあります。マクロ的な政治、経済、社会の変化は常に止まることなく続きますが、一般市民レベルでの仕事や生活も、否応なく、変化の連続です。

現時点の日本は、今まで経験したことのない高齢化、少子化社会が押し寄せ、様々な分野で影響を受けています。又、国際社会の中で、多く国との交流からも影響を受けています。
とりわけインターネットに代表される、仮想空間での情報の交流は拡大発展し、得た情報を如何に活かすかは、それぞれの国の盛衰にさえ影響します。
得た情報とは、技術、社会システムの運営、企業レベルの活動、国レベルの政治活動など、多岐にわたります。要するに、世界中の集合知を取り入れられるか、どうか?

1つの国だけで生き残るのは、もう無理なことで、世界中の変化を読み取り対応することは必須事項です。歴史は変化の連続を描いています。

個人も企業も変化に対応する

平成から新元号になることは決定されています。個人には特段の変化は感じられません。
企業では、各種資料などの元号を変更する必要はあるかも知れません。
元号の変わり目は、目に見えて対応は容易でしょうが、新元号の期間中に起こる、諸々の変わり目は、余ほど注意していないと目に見えず気が付きません。

働き方改革とか、キャッシュレス社会、スマホ活用の新サービス、格差社会の増幅など、気になる現象は様々にあり、既に身近なこととして変化中です。
個人も企業も、諸々の変化から、どの様に影響を受けるか? 考えておく必要はあります。
少なくとも、知らなかった気が付かなかったために被るマイナスは回避したいものです。
IT技術者は、もっとも変化の大きな渦中にいますので、留意して毎日の仕事に励む必要がありそうです。多くの人と交流し変化する兆しに関わる情報を得る。大切なことです。
更に、変化することが、日々の仕事や生活に、どの様な影響をもたらすか・・・を考える。
勿論、変化が及ぼす影響を考えたのちに、対応することが肝要です。

斉藤 礼三郎

斉藤 礼三郎

コンピュータやネットワークに関わり半世紀近く。T自動車の情報部門にて、約20年間、DBやNWの企画・設計を担当した。その後、独立し名古屋にてシステム会社を20年ほど経営する。
現在は「PEーBANKのシニアアドバイザー」の立場で活動中。

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