「名刺を作ろうかな」と思っていますか?
現代はありとあらゆるものがデジタル化されてきている時代ですが、アナログな紙の名刺だけは、営業ツールとしていまなお不可欠なツールです。相手から名刺を渡されたときに自分が渡せないと、まるで自分が半人前のような、ちょっと恥ずかしい気持ちがしてしまうというのはよくあることです。
ここではフリーランスがクライアントさんへ印象をしっかりと残し、新規案件獲得へ繋げられる名刺の作り方について、ご紹介いたします。
フリーランスの名刺の作り方
いざ名刺を作ろうと思っても、案外どのように作ればいいかわからないものではないでしょうか。
名刺を作る方法は「自分で作る」か「業者に依頼する」かの2つの選択肢があります。
フリーランスが名刺を作る方法その1――自分で作る
自分で作れば、イラストデザインなどイメージ通りに作成できるようになります。自分で作るのはとても面白いですし、やりがいがあります。
なによりあなたのWebデザインのスキルなどを同時に伝えることもできて一石二鳥。フォトショップなどを使うか、オンライン上で名刺作成ソフトなどを利用しても簡単に作れます。
※おすすめ無料名刺作成サイト
「Canva」
テンプレートの種類が豊富な名刺作成サイト。100万点以上の素材が利用可能で、思いのままに名刺を作成できます。
「デザイン満彩3」
会員登録不要で豊富なテンプレートを利用可能。編集機能も便利です。
フリーランスが名刺を作る方法その2――業者に頼む

名刺の表(おもて)面の記載項目
自分で作るにせよ業者に頼むにせよ、どのような項目を入れておくか、しっかりイメージすることが重要です。まずは表面に載せるべき項目についてご説明していきます。
名刺の表面の記載項目その1――名前
これがなければ始まりません。本名でもペンネームでもいいので、必ず記載しましょう。
名刺の表面の記載項目その2――肩書き
フリーランスの場合はかなり注目されるポイントです。Webデザイナー、エンジニアと普通に書くだけでは不十分。フリーランスの場合、あなたがどのような人物かという情報があまりにも相手には少ないという点も考え、極力具体的に書きましょう(◯◯技術特化のITエンジニア など)。
名刺の表面の記載項目その3――住所
名刺をパッと見て住所が記載されていると信頼度が高まります。自宅で仕事をしている場合は自宅の住所を記載すれば問題ないでしょう。
ただし、住所を記載したくない場合は、住所未記入の名刺や、バーチャルオフィスの住所を記載した名刺も別に用意しておくのがおすすめです。
名刺の表面の記載項目その4――連絡先
携帯番号は必須の連絡手段ですのでしっかりと書いておきましょう。最近は携帯番号のみのケースも多いですが、事業用の固定電話回線をお持ちであればそれも記載しておきましょう。
名刺の表面の記載項目その5――メールアドレスやホームページURL
Gmailなどのフリーメールのアドレスでも連絡が取れれば問題ありません。自分のブログやポートフォリオサイトなどをお持ちなら、そちらも記載しましょう。
名刺の表面の記載項目その6――SNSアカウント
現在ではSNSも重要なブランディングツールのひとつ。ビジネス向けにあなたがSNSで情報を発信しているのならば、是非とも各種IDを載せておきましょう。

名刺の裏面に乗るべき情報
裏面には、余裕があれば入れておきたい情報を書きます。あまりたくさんのことを書き過ぎず、一つか二つのことをしっかりと書きましょう。
名刺の裏面の記載項目その1――仕事の実績
名刺に実績を載せておけば「このような仕事ができる」というアピールになりますし、相手がどのような仕事をあなたに依頼できるか明確になります。ただし、多ければ良いというわけではありません。自分がアピールしたい実績を厳選して、スマートに綴っておくことが大切です。
名刺の裏面の記載項目その2――趣味や特技
趣味や特技を載せることは、あなたを印象付けるために有効な手段です。会話のきっかけになり、円滑なコミュニケーションを可能にしてくれます。相手はあなたの「人柄」を理由に仕事を発注しているという側面もあります。プライベートな一面を見せることも効果があるのです。
まとめ――フリーランスならば複数の名刺を作ると便利
以上、フリーランスが名刺を作る場合の作り方と、載せるべき情報についてご紹介していきました。
必ずしも1種類の名刺しか使ってはいけないわけではありません。用途に応じて複数の名刺を使い分けるのも、フリーランスならではの名刺の活用方法です。たとえば、ビジネス向けには硬派で信頼感を与えるような名刺、クリエイターの方向けにはデザインにこだわったオリジナリティのある名刺、と色々作ってみるのもおすすめです。