フリーランスエンジニアは在宅ワーク可能!案件の種類やメリットを解説

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フリーランスエンジニアとして在宅やリモートで働くことに興味がある人は、多いのではないでしょうか。従来、フリーランスエンジニアのワークスタイルとしては、オフィスに常駐して働く形が一般的でしたが、最近は在宅で働くことが可能な企業、受注可能な案件が増えてきています。

本記事では、在宅として働ける案件の種類や、在宅型の働き方のメリットとデメリット、在宅で働ける案件を獲得する方法などについて解説します。

フリーランスエンジニアの働き方

フリーランスエンジニアは在宅ワーク可能!案件の種類やメリットを解説

フリーランスエンジニアとしての働き方は、在宅型、常駐型、サービス開発型の3つに分けられます。それぞれの特徴について以下で詳しく見ていきましょう。

在宅型フリーランスエンジニア

在宅型フリーランスエンジニアは、自宅やコワーキングスペースで仕事をするスタイルの働き方です。多くの在宅型フリーランスエンジニアは、クライアントとなる企業と業務委託契約を結び、「請負(請負契約)」か「準委託(準委任契約)」のどちらかで仕事を受けます。

請負(請負契約)

請負(請負契約)とは、クライアント企業から案件を受注して、期限内に成果物(プログラムやシステム)を納品する形態の契約です。原則として、納品した成果物の検収を受けた後に報酬が支払われます。作業時間や工数は報酬の支払対象とはならず、あくまで成果物を完成させ、納品して報酬を得る形となります。その分、請け負った側の裁量で仕事ができるので、リモートワークとの相性は良いといえ。

準委任(準委任契約)

準委任(準委任契約)とは、クライアント企業からの依頼を受け、業務を行うことで報酬を得る契約です。

準委任は、業務の遂行にかかった時間や工数に対して報酬が支払われる「履行割合型」と、業務の履行によって得られる成果に対して報酬が支払われる「成果完成型」(2020年4月1日に施行の改正民法により新たに明記)の2つに区分されます。

請負契約と、準委任契約の成果完成型は、成果物の納品をもって報酬が支払われる点で共通しています。ただし、請負契約では成果物を完成させる義務を負いますが、準委任契約の成果完成型は「業務を遂行すること」に対して報酬が支払われ、必ずしも成果物を完成させる義務は発生しません。

常駐型フリーランスエンジニア

常駐型フリーランスエンジニアは、クライアント企業のオフィスに常駐して業務を行う働き方です。開発現場では、クライアント企業の正社員、開発会社から派遣された派遣社員と共通の環境で働くことが多く、安定した働き方を望むエンジニアに適しています。就業時間もクライアントの規定に従って、週5日勤務が一般的です。

契約は、在宅と同じ請負や準委任の他、派遣契約となることもあります。

サービス開発型フリーランスエンジニア

サービス開発型は、個人で小規模なサービスを開発し、収益化する働き方です。有料アプリを開発して販売するほか、アプリ内課金や広告、アフィリエイトなどで収益を得る方法があります。在宅で働くケースが多いので在宅型の一種ともいえますが、規模が大きくなればチームを作ったり法人化したりするケースもあります。

フリーランスエンジニアの在宅での働き方

近年、在宅型フリーランスエンジニアの数は増加傾向にあります。これはコロナ禍を経て多くの企業でリモートワーク環境が整備され、フリーランスであるかどうかにかかわらず在宅ワークが一般化したことが影響しています。

また、後述するクラウドソーシングやフリーランスエージェントといったサービスが普及し、エンジニアが在宅での案件を得やすくなっていることも理由のひとつです。

フリーランスエンジニアの働き方として多いのは在宅型か常駐型ですが、在宅型が増えると同時に、在宅型と常駐型の中間的な働き方をするフリーランスエンジニアも多くなっています。在宅型の中にも、クライアント企業によってフルリモートと一部リモートという形態があります。以下は中間的な働き方の一例です。

フルリモートの在宅型

フルリモートの場合、オフィスに出勤することなく、完全に自宅や任意の場所で業務を行うことができます。地方に住んでいて、東京のクライアント企業の仕事に携わるといったことも可能です。

一部リモートで働くハイブリッド型・シフト型

一方で一部リモートには、主に次の2つのワークスタイルがあります。

ハイブリッド型

ハイブリッド型は週に数日出社し、残りは在宅で働くというワークスタイルです。在宅型と常駐型を組み合わせた働き方で、対面での一定のコミュニケーションが必要なプロジェクトや、特定の設備を用いる必要がある業務に採用されます。

シフト型

シフト型は、プロジェクトのスタート時のみ一定期間オフィスに勤務し、その後フルリモートに移行するワークスタイルです。チームメンバー間のコミュニケーションを確立してからフルリモートで働くことができます。

在宅で働ける案件の種類は?

では、フリーランスエンジニアが在宅で働ける案件にはどのようなものがあるのでしょうか。以下に在宅かつフルリモートで働ける可能性のある案件を、3種類紹介します。

Web系の案件

Web系の案件では、フリーランスエンジニアは主にWebシステムやWebアプリケーションの開発に携わります。フロントエンドのデザインや開発、バックエンドのサーバーサイドのプログラミング、サイトのメンテナンスや更新作業などが含まれます。HTML、CSS、Java、JavaScript、PHPなどの言語を使いながら、フルリモートで作業することが可能です。

クラウド系の案件

クラウド系の案件では、クラウドサービスを活用したシステム設計や運用、データ管理などに携わります。主要なクラウドサービスであるAmazon Web Services(AWS)、Google Cloud Platform(GCP)、Microsoft Azureなどを利用したインフラの構築や、クラウドベースのアプリケーションの開発が主な業務です。これらの案件も、インターネット接続環境があればどこからでも作業を進めることが可能です。

スタートアップ系の案件

スタートアップ系の案件では、新しいビジネスやサービスを立ち上げる過程で発生する業務に携わります。スタートアップ企業はエンジニア不足を抱えていることが多く、フリーランスエンジニアを積極的に活用しています。アプリケーションの開発、クラウドサービスの設定、AI・機械学習関連のデータ分析や予測モデルの構築などが事業内容に応じてさまざまな業務が案件化されており、自分のスキルを高めたいエンジニアにとっては、スタートアップ案件は魅力的な選択です。
また、スタートアップ企業は柔軟な働き方を取り入れることが多く、フルリモートやフレックス勤務の案件も増えています。

在宅型フリーランスエンジニアのメリット

ここからは、フリーランスエンジニアが在宅で働くメリット・デメリットについて説明します。まず、在宅、フルリモートで得られる主なメリットから見ていきましょう。

自分のペースで好きな場所で作業ができる

在宅で働く大きなメリットは、時間や場所に関する制限が少なく、自分のペースで仕事ができる点です。特に期限内に成果物を納品するという請負契約の場合は、作業時間や働く時間帯を自分の裁量で決められます。セキュリティの問題をクリアできれば、コワーキングスペースやカフェなど自分の好きな場所で作業することもできます。

通勤のストレスから解放される

在宅勤務を経験する人の多くがメリットとして挙げるのは、通勤ストレスの減少です。特に都市部では電車を使った通勤自体を苦痛と感じる人が多く、在宅であれば日常的な疲労やイライラから逃れられます。また、通勤にかかる費用も節約できるため、経済的なメリットもあります。

ワークライフバランスが向上する

ワークライフバランスの向上は、プライベートな時間を増やしたい人だけでなく、子育てや介護をする人にとっても大きなメリットです。在宅ではスケジュールを自分で管理でき、通勤時間もなくなるため、「仕事」と「仕事以外の生活」のバランスをとり、両方を充実させることが可能になります。また、育児や介護などの家庭の事情に対応しやすくなることで、離職率の低下や人材の定着にもつながります。

集中力の向上が期待できる

オフィスのような多くの人がいる環境で、雑音や作業の中断を強いられるのが苦手な人にとって、在宅勤務による集中力の向上は大きなメリットとなるでしょう。複雑なコーディングやデバッグ作業を行う際は、集中力を維持できるかどうかが作業効率を上げるカギです。在宅勤務で自分のニーズに合った適切な機材や家具を配置し、快適な作業スペースを確保すれば、集中力を向上させ、維持することができます。

在宅型フリーランスエンジニアのデメリット

一方、フリーランスエンジニアが在宅かつフルリモートで働くことのデメリットはあるのでしょうか。以下に主なデメリットを挙げます。

単発案件が多い

単発案件が多く、ひとつの案件が終わってから次の案件まで収入が途絶えるリスクがあることがデメリットです。在宅型フリーランスエンジニアは、安定した長期プロジェクトに参加するより、単発案件を受注するケースが多くなります。そのため、長期間にわたる定期的な収入が保証されるというよりは、単発案件を数多くこなして毎月の収入を得ていくというワークスタイルが基本です。

常駐不可なエンジニアに業務を任せることに消極的な企業もある

リモートワークに対して消極的な企業があることもデメリットです。特にチーム作業や頻繁なコミュニケーションが必要なプロジェクト、またはセキュリティに関して厳格な対応を求める企業では、フリーランスでもオフィスに常駐できるエンジニアを好む傾向があります。

自己管理が難しい

自己管理が苦手なタイプの人にとっては、作業の効率が低下したり、プロジェクトの納期に間に合わなかったりするなどのデメリットが生じる可能性があります。在宅かつフルリモートは、日々の業務の進行や時間の管理を自己責任で行わなくてはなりません。また、自宅というリラックスできる環境は、逆に気がゆるみがちで、仕事と私生活の境界が曖昧になることも考えられます。自己管理能力を向上させる努力が必要です。

フリーランスエンジニアが在宅で働ける案件を獲得するには?

フリーランスエンジニアが在宅で働ける案件を獲得するには、どのような方法があるのでしょうか。以下で3つの方法を紹介します。

クラウドソーシングを利用する

クラウドソーシングにはエンジニア向けの案件も豊富にあり、利用することで自分のスキルセットや経験に合った仕事を選ぶことができます。クラウドソーシングは、さまざまな種類の仕事を依頼したい企業と、案件を得たい個人のマッチングサービスです。

しかし、一部のクライアントは業務内容や報酬について不明確であったり、コミュニケーションが円滑に進まなかったりすることもあります。クライアントや案件の見極めが求められる点には、注意が必要です。

SNSや企業のサイトから直接営業する

自身のスキルや経験を直接アピールしたい場合は、SNSや企業のサイトを通じて直接営業する方法も有効です。自身のポートフォリオや過去の実績を伝え、積極的にコンタクトを取れば、案件の受注につなげられます。専門性の高いスキルを持っているほど、オファーを受けられる可能性も高いでしょう。

エンジニア向けフリーランスエージェントを利用する

フリーランスエージェントを利用すれば、契約交渉や条件設定のサポートも受けられるので、契約上の不安もなく安心して仕事を始められます。フリーランスエージェントは、フリーランスエンジニアのスキルや実績、受注条件に応じて、希望に合った案件を紹介するサービスを提供します。常駐型だけでなく、在宅型の案件も扱っているのが一般的です。

エンジニアのスキルやこれまでの実績にもよりますが、安定した収入と自分に合った条件の案件を見つけやすい方法です。

在宅で働きたいならフリーランスエージェントがおすすめ

フリーランスエンジニアは、在宅で働くことができる職業です。自分のペースで仕事ができ、仕事とプライベートのバランスを取りやすくなるため、ライフスタイルに合わせた柔軟な働き方ができます。

在宅で働くフリーランスエンジニアとして成功するためには、自己管理能力を高めることや、信頼できるクライアントを見つけることが重要です。さらに、スキルアップを図り、安定した収入を得るための努力も欠かせません。フリーランスエージェントを利用することで、契約交渉や条件設定のサポートが受けられ、安心して仕事を進めることができます。

「PE-BANK」は、フリーランスエンジニアをサポートするエージェントとして、本来の仕事に注力できるよう、案件の提案から事務作業まで一括して請け負うことを特徴としています。在宅型や常駐型のフリーランスエンジニアに興味がある方は、ぜひPE-BANKにご相談ください。

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