「確定申告全部のせ!2 ~フリーエンジニア編~」イベント開催レポート
1月27日、東京都千代田区の「CIVI研修センター秋葉原」にて、「確定申告全部のせ2! ~フリーエンジニア編~」を開催いたしました。昨年も開催し大好評となったセミナーの第2弾です。
確定申告を間近に控えた1月は、フリーランスで活動されている多くの職業の方がその確定申告関連の作業に頭を悩ませています。それはITエンジニアも同じです。中でも、フリーランスITエンジニアとなって、はじめて確定申告をされる方は、いったい何をどうすればいいのか、基本的なことから学ばなければなりません。様々な不安をお持ちの方も少なくないと思います。
そこで、そんなビギナーの方から、毎年確定申告を行っているベテラン、さらにこれからフリーランスのITエンジニアとして独立を考えている方を対象にしたセミナーを用意いたしました。講師は、PE-BANK確定申告サポートを15年以上担当してきたMCEAホールディングス経営企画室の山田圭一室長と、PE-BANKの確定申告会に10年以上携わり、のべ20,000人以上をサポートしてきた遠藤忠税理士。それぞれの講師が確定申告のポイントを解説し、さらに参加者の様々な疑問にお答えいたしました。
第1 部 確定申告のケーススタディ
第1部は「確定申告のケーススタディ」をテーマに、まずは確定申告の基本についてお話しさせていただきました。
「青色申告、白色申告、皆さんはどちらで申告していますか? もしくはどちらでしようと考えていますか?」という質問を来場者に投げかけます。それをきっかけに、なぜ青色申告と白色申告があるのか? また、その違いについて、さらに個人の場合ならどちらを選択するのがオススメなのか、その理由やメリットを詳しく分かりやすく解説します。
会社員とフリーランスの税金の違い、さらに青色申告をすることでの大きなメリットも基本から説明。また、会社員とフリーランスの具体的な確定申告例を挙げ、その収入や納税などの違いを数字によって明確に比較。シンプルに数字を比べられるのでとても分かりやすく、参加者の方も納得されていました。
続いて、フリーランスとして押さえておくべき3つのポイントをピックアップ。
個人事業主開廃業等の届出、青色申告承認申請書、事業用の口座の開設について、それぞれなぜ重要なのか? 手続きはどうすればいいのか? など知っておくべきこと、やるべきことについて解説。そして、確定申告の際に、重要な領収書の受け取りや、時系列での分類、整理保管方法などについて、その具体例をレクチャーいたしました。
第2 部 フリーランスに大切な事業イメージ
第2部のテーマは「フリーランスに大切な事業イメージ」。ITエンジニアに限らずフリーランスの方は事業
とプライベートの境界線の線引きが難しいもの。では、どうすれば経費を効率的に切り分けることができ
るのか、その考え方や具体的なやり方について紹介い
たしました。
何より大切なのは明確な事業イメージを持つこと。経費なのか経費ではないのか、という問いに答えはなく、大切なのは具体的なイメージを持つ。そうすることで事業のための経費となるもの、ならないものを判断できるのだという話に、来場者の皆さんは熱心に耳を傾けていました。
最後に、フリーランスにとって重要な経費とはイコール領収書であるということを強調しつつ、事前に出題されていた確定申告クイズの答え合わせと解説を行い、第2部が終了いたしました。
第 3 部 IT フリーランスとして知っておきたいポイント
セミナーの最後のパートは、「ITフリーランスとして知っておきたいポイント」がテーマです。税務調査や確定申告にまつわる様々な知識、さらにPE-BANKの確定申告に関するサポート体制などを説明いたしました。さらに、確定申告書へのマイナンバーの記載について、フリーであっても求められる厳格な運用や注意点など、基礎的な知識をレクチャー。続いて小規模企業共済などの制度を賢く利用していく方法を紹介。
フリーランスのITエンジニアにとって役立つ話に、参加者も熱心に聞き入っていました。
また、セルフメディケーション税制や医療費控除、平成30年からの配偶者控除の見直しなど、昨今の税制改正に関わる詳細についても解説。確定申告の際には見落としがちな最新の情報も、しっかりおさえておくことが大切だということを理解していただきました。
充実した内容のセミナーは、2時間ほどで終了。様々な具体例などを基にした解りやすい内容に、確定申告に頭を悩ませていた参加者の方の悩みや疑問もクリアになったことと思います。セミナー終了後は講師が個別で答える質問コーナーを実施。また、PE-BANKによるお仕事相談コーナーも設けられ、会場ではそれぞれのコーナーに参加者の長い列ができていました。
PE-BANKでは、確定申告サポートや様々なセミナーを通じて、すべてのITエンジニアの皆様を今後もサポートしていきます。今後もこのようなセミナーを企画してまいりますので皆様のご活用、ご参加を是非お待ちしております。
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