Java Goldはどんな資格?難易度や試験内容、勉強のポイントを紹介

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Javaは、世界中で広く使われているプログラミング言語で、多くのエンジニアによって広く使用されています。Javaを使うエンジニアとしてさらなる高みを目指したい方にとって、Java Goldは取得したい資格のひとつです。

本記事では、Java Goldの基本情報や難易度、取得するメリット、試験内容、効果的な勉強方法などを詳しく解説します。Javaのスキルアップやキャリアアップを目指す方は、ぜひ参考にしてください。

Java GoldはJavaプログラミングの高度なスキルを証明する資格

Java Goldはどんな資格?難易度や試験内容、勉強のポイントを紹介

Java Goldとは、Javaの開発者であるOracle社が運営している認定資格であるOracle認定Javaプログラマの中で、上級レベルに位置付けられている認定資格です。世界的にも認知されていて、Javaプログラミングの高度なスキルを証明できます。正式名称はOracle Certified Java Programmer,Gold SE 11認定資格です。SEの後ろの数字は、Javaのバージョンに応じて変わります。

Java Goldを取得するには、Java Silverの試験合格が必要です。

Java Goldを受験する前に取得しておくべき資格

Oracle認定Javaプログラマで上位の資格を取得するには、下位の資格を取得している必要があります。つまり、Java Goldを取得するには、まずJava Bronze、次にJava Silverを取得しなければなりません。以下でJava Bronze、Java Silverについて説明します。

Java Bronze

Java Bronzeの正式名称はOracle Certified Java Programmer, Bronze SE 認定資格です。初学者や言語未経験者を対象とした資格で、Java言語の基本的な内容が問われます。Java Bronzeの問題数は60問、合格ラインは60%、試験時間は65分です。言語未経験者向けの難易度となっており、前提資格はありません。

Java Silver

Java Silver の正式名称はOracle Certified Java Programmer, Silver SE 11 認定資格です。Java言語についてはある程度の知識が必要となる一方で、開発作業レベルは初心者向けの資格です。問題数は80問、合格ラインは63%、試験時間は180分で、Java Bronzeに比べて問題数も増え、内容も難しくなります。

Java Goldの難易度

Java Goldは最高難度の資格で、中上級者向けの資格です。そのため、出題内容も高度な問題が多くなっています。

Oracle認定試験の公式サイトでも、「設計者の意図を正しく理解して独力で機能実装が行える中上級者向け資格」と定義されています。また、「Javaアプリケーション開発に必要とされる汎用的なプログラミング知識を有し、設計者の意図を正しく理解して独力で機能実装が行える能力評価することを目的」としていると説明されています。

Java BronzeやJava Silverは、上級者の指示のもとで開発業務を行えるレベルの資格ですが、Java Goldは、開発業務を個人で行えるレベルに相当する資格です。そのため、Java Goldのほうが当然ながら高難度となっています。

Java Goldの取得が向いている人

Java Goldは高難度の資格ですが、ある程度の経験やスキルがあれば取得は可能です。ここでは、Java Goldの取得に向いている人を解説します。

Javaの開発実務経験が3年以上ある人

Java Goldは難易度が高いため、開発経験の年数は長いほうが有利です。目安のひとつとして、3年以上の実務経験が望ましいとされています。十分な経験を積んでいる人であれば、取得までの勉強期間を短縮できると考えられます。

Java Goldは、1人で問題なく実装などが行える中上級者向けの資格です。アプリケーション開発に必要とされるプログラミング知識を持ち、設計の意図を正しく理解して、独力で機能実装が行える能力が求められます。そのため、Javaでの開発経験がある人は、Java Goldの取得に向いているといえます。

Javaの体系的な知識を得たい人

Javaに関する体系的な知識を得たい人にも、Java Goldの取得はおすすめです。Java Goldの取得には、Javaのさまざまな分野の知識が必要となるため、長時間の勉強が欠かせません。その過程で、Javaに関する体系的な知識を身につけることができ、資格取得を目指しながら効率的に学習を進められます。

断片的な知識は都度学習すれば習得できますが、体系的な知識の習得に価値を感じる場合は、資格の学習要項に沿った学習がおすすめです。

Java Goldを取得するメリット

Java Goldの取得には、多くのメリットがあります。以下で、Java Goldを取得することで得られる主なメリットを解説します。

スキルアップになる

Java Goldの資格試験の出題範囲は、Javaプログラミングに必要な知識やスキルを網羅しているため、資格取得のための学習を通して、Javaのスキルアップを目指すことが可能です。資格試験の勉強を通じてJavaの体系的な知識を身につければ、どんな開発現場でも応用がきくスキルが身につきます。

また、資格取得のための学習は、業務への理解を深め、仕事へのモチベーションの向上にもつながります。

Java Goldは、Javaのバージョンアップに合わせて試験内容も改定されるため、最新の資格を取得すると、新しいJava技術に精通していることが証明できます。Javaの新バージョンがリリースされるたびに、自身のスキルをアップデートしていく習慣も身につくでしょう。

キャリアアップにつながる

Javaのスキルを証明できるJava Goldは、エンジニアとしてのキャリアアップに役立ちます。資格取得によって自分のスキルレベルを客観的に示すことができ、転職活動やフリーランスでの仕事獲得の際に、自分の能力を証明しやすくなります。

またJava Goldは世界共通の資格であるため、Java Goldを保有していれば、国内外を問わず、より高度なプロジェクトへのアサインやキャリアアップのチャンスが広がるでしょう。さらに、資格取得により社内での評価や信頼も高まり、重要な案件を任されることも期待できます。

資格手当がもらえる

Java Goldの資格を取得すると、企業から資格手当や報奨金がもらえる場合があります。多くの企業では、資格の取得者に対して、スキルに見合った処遇を用意しています。資格手当が支給される企業もあれば、一時金として一定額が支払われるケースもあり、資格手当の金額は企業によって異なりますが、月額数千円から数万円程度が一般的です。

ただし、必ずしもすべての企業で資格手当制度があるわけではないため、自身の所属する組織の制度を確認しておくことが大切です。

Java Goldの試験内容と申込み方法

Java Goldの試験は、高難度なJavaプログラミングのスキルを問う内容になっています。試験は180分で80問の選択式問題が出題され、合格ラインは63%です。
Java Goldは、Javaプログラミングの実践的なスキルを評価することを目的としているため、知識だけでなく、コーディングスキルや設計力も出題範囲となっています。

Java Goldは、前提資格としてJava Silverの取得が必要です。実務経験の年数などに特にルールはありません。

以下で、Java Goldの試験の申込み方法や出題範囲を解説します。

申込み方法

試験の申込みは、ピアソンVUE社の公式サイトから行えます。受験料の支払いはクレジットカードのみで、支払い後のキャンセルはできないため注意が必要です。受験チケットの到着には3営業日以上かかるため、余裕をもって手続きを済ませる必要があります。

なお申込み方法の詳細は変更される可能性があるため、事前にOracle社の公式サイトで最新の情報を確認することをおすすめします。

出題範囲

Java Goldの出題範囲は、Javaアプリケーション開発に必要とされる汎用的なプログラミング知識です。具体的にはJavaの基礎、例外処理とアサーション、インターフェース、ストリームに対するラムダ演算、並列処理など、全17項目におよびます。Java Silverの試験範囲が12項目であるのに対し、Java Goldは範囲が広がっており、各項目の掘り下げも深くなっています。

また、Java SilverとJava Goldで重複している範囲は多くありません。また、コレクション・フレームワークやJDBCによるデータベース・アプリケーションなど、より実践的な内容が問われるため、実際の開発で使われる技術の理解が必要不可欠です。単なる文法の知識だけでは合格は難しいため、しっかりとした対策が必要です。

Java Goldを勉強するポイント

Java Goldの取得には、効果的な学習が欠かせません。ここでは、Java Goldの学習を進める上でのポイントを解説します。

学習スケジュールを立てる

まずは、過去の合格体験記などを参考に、自分に合った学習スケジュールを立てることが大切です。Java Goldの受験申込みは、いつでも可能なため、自身の状況に合わせて学習計画を立てましょう。

Java Goldの試験は高度な内容であるため、十分な学習時間が必要です。ただし、学習に必要な時間は、受験者のJavaの経験や知識によって大きく異なるため、Oracleからは具体的な学習時間の目安は公表されていません。

2~3ヵ月から半年程度の期間を設定し、その中で目標とする勉強時間を確保するのが一般的です。期限を設けることで、集中力を高く保ちながら、効率的に学習を進められます。

勉強のコツを理解する

Java Goldに限らず、資格取得のための勉強には、下記のようなコツがあります。自分に合ったコツを見つけ、効率的に学習を進めることが重要なので、自分に合ったペースで無理なく継続できる方法を見つけましょう。

<資格取得のための勉強のコツ>
・試験日までの学習スケジュールを立てる
・1日の勉強時間を決める
・目標を設定する
・参考書で全体像を把握してから繰り返し読む
・問題集を何度も解く
・過去問で傾向をつかむ
・隙間時間を活用する
・集中できる場所を確保する
・勉強を習慣化する
・適度に休憩を取る

自分に合った勉強方法を選ぶ

学習に費やせる時間や予算、これまでの学習経験なども考慮して、自分に最適な学習方法を選ぶことが重要です。独学で勉強するタイプの人は、教科書や参考書を中心に学習を進めるのがおすすめです。一方、実践的なスキルを身につけたい人は、実際にJavaを使った開発経験を積むほうが向いているかもしれません。

Java Goldを取得してキャリアアップにつなげよう

Java Goldは、Javaプログラミングの高度なスキルを証明する、世界的に認知された資格です。取得のためには、Javaに関する深い知識と実践的な技術が求められますが、それだけに資格の価値は高く、キャリアアップやスキルアップに大きく役立ちます。

Java Goldは取得の難易度が高い分、国内外を問わず高い評価を得られる資格なので、取得できれば、Javaのプロフェッショナルとして認められ、フリーランスとして活躍することも目指せるでしょう。

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