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営業が苦手でも仕事は取れる?
フリーランスで活動する人、特にIT系技術者の人は営業が苦手な人がたくさんいます。今まで「営業」という職種に就いたことがない人が多いため、自分を売り込むことに慣れていないのです。
しかし、SNSが発達した今は「人と顔を合わせて売り込んでいく」という従来の営業方法以外にも、さまざまな営業方法があります。その手法をマスターして、自分の得意な営業スタイルを身に付けましょう。
苦手な「営業」なしで仕事を決める方法
退社する時にフリーランスとしての契約を結んでおく
営業がいらない最も確実な方法としておすすめなのが、所属していた会社と外部ブレインとしての契約を結んでおくことです。いきなり独立して仕事を探すのは困難ですし、数ヶ月は仕事がない状態になってしまいます。フリーランスとしての第一歩を確保する方法として、まずは自分が所属していた会社と良好な関係を結んでおきましょう。
セミナーで名刺を渡す
セミナーや勉強会での人脈作りも欠かせません。異業種交流会など、いろいろな業種の人が集まるセミナーにも顔を出しておくと人脈がさらにつながります。そういったセミナーでは名刺を必ず用意しておき、「〇〇の仕事をしています」「〇〇ができますのでぜひ声をかけてください」と伝え、名刺を渡しておきましょう。さまざまな需要を持つ人が集まりますから、名刺を渡すだけでも十分営業活動になります。
フリーランスの先輩や会社に声をかけてみよう
フリーランスで仕事を始めるにあたり、最も頼りになるのはフリーランスで活動している先輩たちです。直接会える先輩がいるなら、その人に営業方法を聞いてみたり、仕事をもらったりしてみるといい経験になります。
独立して経験が長い人は、仕事の獲得方法もお金の管理の仕方も本当によく知っています。所属していた会社や先輩と良好な関係を築いておくのも営業力の一つです。
ブログ運営で仕事獲得
SNS時代の仕事獲得術
SNSが発達した今、それらを活用しない手はありません。Facebook、ブログ、ツイッターなどすべてを営業ツールとして的確に使いこなし、仕事獲得につなげるのが得策です。まずは一番使いやすいブログから始めていきましょう。
・今までの実績
・自分の一番の強み
・仕事のメニュー(料金表)
これら3つは必ず掲載してください。トップページにはわかりやすく「どんな仕事ができるのか」「自分の得意な分野」を掲載します。仕事のメニューは個別の詳細ページで見られるようにしておきます。
そして、わかりやすい場所に「仕事に関するお問い合わせはこちら」という誘導と、お問い合わせフォームを設置しましょう。「こんな仕事をお願いしたいのですが」という問い合わせが来やすいようにしておきます。
また、ブログを作る際に大切なのは、自分がどんな人間なのかをわかってもらうことです。前述した3つの項目を入れることはもちろんですが、最終的に取引する時に見られるのは「人柄」です。技術さえあれば仕事が獲得できるとは限りませんので、そのことを強く意識しながらブログを作ってください。
そしてブログの形ができたら、ツイッターやFacebookと連動するなど幅を広げていきます。名刺を作ったらURLを裏に記載し、宣伝しましょう。最近はQRコードを付けてある名刺もよく見かけます。使いこなせる人はLINE@まで展開してもいいでしょう。
さらに営業を楽にする方法
独自の価値を提示して「あなた」 に依頼する理由を与える
一度仕事を獲得したら、継続した仕事につなげることが大切です。そのために「あなたにお願いしたい」と言ってもらえるような、独自の価値を提供しましょう。
できるだけ締め切りより早めに納品する、メールやチャットツールは24時間以内に返信するなどレスポンスの速さは基本中の基本。独自の価値をプラスするには、クオリティの高い成果物を納品するのが一番です。最初は多少割に合わないと感じても、きっちりと期待以上の成果物を出しましょう。
専門性の高さをアピールする
専門性の高い業種の場合は、その仕事に就いているだけで仕事が発生しやすくなります。より「高い技術を持っていること」がアピールポイントになり、さらに仕事を獲得しやすくなるでしょう。
専門性は高くなくても、オリジナリティがアピールできればそれが「専門性」になります。たとえば、ウェブデザイナーならそのデザインセンスの高さや集客まで意識したデザイン、イラストレーターならクライアントの意図を汲んだオリジナルのイラストなど……。
それらが「専門性」となり、継続した仕事につながっていくのです。
信頼できるエージェントと契約
フリーランスには専門のエージェント会社があり、定期的に新しい仕事情報を発信したり、自分のスキルに合った仕事を紹介してくれたりします。最初はこういったエージェント会社を利用するのも一つの手段です。フリーランスとしての活動を行う前に、エージェント会社と契約しておくことをおすすめします。