更新日:
最近疲れていませんか?
あなたの会社は、あまりにも残業が多くはないでしょうか。終電にも間に合わないような毎日を送っていないでしょうか。
今回は、ITエンジニアがプライベートの時間をしっかり確保するにはどうしたらいいのか、ということを考えていきましょう。
ITエンジニアはプライベートの時間がないのか?
厚生労働省によるとIT業界は他の業種に比べて残業が多い産業です。
(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudoukijun/shigoto/it/state.html)
徐々に世の中の流れで改善されつつあるとはいえ、会社によってはやはり残業が慢性化していて、なかなかプライベートな時間がないITエンジニアも多いと思います。あるいは情熱を燃やして働いている人が同じ職場で遅くまで残っているせいで、その付き合いで帰れないと言ったようなこともあるかもしれません。
21時まで残業すれば、家に帰ってお風呂に入って寝るだけ。プライベートな時間はまったくありません。毎日が仕事しかない人生になり、まともに家族と会話ができることはないでしょう。そしてプライベートが充実せず、人生がただ苦しいだけの毎日になってしまっているITエンジニアも多いのです。
あなたの残業時間は普通か、異常か
離職直前の残業が、過去6ヶ月間のうちに3ヶ月連続で月当たり45時間以上の場合は、たとえ自己都合の退職でも待機期間なしで失業保険の受給資格が得られます。この事実から、ひと月あたり45時間を越えた残業は、異常と言ってもいいでしょう。残業時間が45時間を過ぎたところから健康リスクは高まり、60時間に達すると体を壊すリスクが十分に高くなる事実に照らし合わせても、そう言えます。
法律上では毎日3時間以上残業していれば、一週間で残業上限をオーバー。月間や年間の残業時間の上限も越えます。もしあなたが毎日3時間以上残業を行っていたら、かなり異常であるということをよく認識しましょう。
プライベートな時間が欲しいと思うのはわがままなのか?
しかし、周囲を見ると毎日3時間以上の残業でも、まったく不満がなさそうな人もいませんか?あなたの友人の中にも毎日残業しているような人もいて、「どうしてそんなに仕事ができるの」と不思議になるかもしれません。
そして「自分が弱いのか」「わがままなのか」と不安になってしまうかもしれません。
しかし残業をしている人達の本音は次のようなところです。
プライベートの時間がなくても大丈夫な理由1――虚勢
本当に仕事が大好きで、いくら残業しても大丈夫な人もいますが、そういう人はかなり少数です。やはり多くの人は、できることなら効率的に仕事をこなして、早く帰りたいと思っています。
プライベートの時間がなくても大丈夫な理由2――自己欺瞞
残業時間が長いということは、それだけ会社にいる時間が長いということであり、一人の時間が少ないということです。その会社のマインドがその人のすべてのマインドになってしまいます。いつの間にか批判的な意識も薄れ、「残業するのが当たり前だ」「お金をもらっているのならば当然のことだ」と考えるようになってしまうのです。
プライベート時間を確保する解決方法は?
プライベート時間を確保する解決方法その1――転職
以上のように、残業時間が多ければ多いほど、より会社にいる時間が長くなるので、その会社の風潮に逆らうことは難しくなっていきます。また、働き詰めで疲れが溜まっている状態なので、客観的な視点で自分の立場や人生を捉えるエネルギーもなくなります。「悪いのは自分なのだ」と思いたくなくても、思ってしまうのです。
人間は目に入ったもので思想を形作る性質があります。したがって目に入るものが、会社と残業好きの人たちだけになれば、どうしてもその考え方と異なるマインドを持つのは、無理があるのです。
あまりにも過剰に感じられる場合は、職場を変えない限り解決は難しいと言えるでしょう。
プライベート時間を確保する解決方法その2――フリーランスになる
しっかりしたスキルと実務経験を身につけているのなら、フリーランスに挑戦するのも良いでしょう。
フリーランスなら、働き方は自由ですし、仕事を選ぶのも断ることも可能。それでいてお金を稼げるようにもなります。
計画的に動ける自信があり、自分で売り込みも行えるのであれば、ぜひフリーランスの道も考えましょう。
フリーランスにご興味ある方は、ご相談ください。
まとめ――プライベート時間が確保できない会社は改善が難しい。
以上、ITエンジニアの方がプライベートな時間を充実させるための働き方をご紹介してきました。
残業時間が多いという状態は、解決がかなり難しいです。なぜなら残業が長いということは、会社の考え方に染まっている時間も長いということであり、しかも必要な休息も取れないということでもあるので、賢明な処置ができる判断力が培われないからです。
そのような悪循環にハマっているようでしたら、転職やフリーランスの道を考えましょう。