エンジニアインタビュー
エンジニア歴
18歳で沖縄から上京し、流通や広告業界など全く別の職種を経験して29歳でITエンジニアへ転職。
しかし、待遇面への不満、スキルのミスマッチなどもあって、わずか数か月後にはプロエンジニアとして独立。
プロエンジニア歴
2016年ITフリーランスとして活動を開始。
現在はアプリの開発ディレクターやWEBディレクターとして活躍している。
理想の条件で仕事がしたい、そう考えたんです。もう迷っている暇はありませんでした
吉野さんは29歳でITエンジニアに転職したと聞きましたがその理由やきっかけを教えてください
スポーツグッズの販売やとび職の補助、広告業や選挙のお手伝いなど様々な職を渡り歩いてきたのですが、ある時スマホアプリの事を勉強する機会がありまして、それでなんとなく興味を持ったというのがきっかけですね。
友人にエンジニアがいたので、彼からもアプリ開発の話などを聞き、俄然ITエンジニアという仕事に興味が沸いたんです。それで一念発起して職業訓練でプログラムの基礎を学び、転職に踏みきりました。
とはいえ年齢的にITエンジニアとしての転職はなかなかうまくいきませんでしたね。それでもとにかく働きたくて、条件など考えずある企業にエンジニアとして就職したのですが、その会社はなかなか厳しい所ですぐに待遇面などで苦労することになりました。
会社をやめてITフリーランスに選んだのはやはり待遇面が理由ですか?
その会社が求めていることがあいまいで、スキルのミスマッチなどがあったのも理由ですが、やはり待遇面ですね。仕事先でたまたま取引先の方から発注金額を聞く機会があったんですがその金額を知って驚きました。自分の報酬との開きがあまりにも大きい。それでこれじゃだめだと思って即断でしたね。
リスクをとって29歳からエンジニアの道に進んだので、仕事に対して自分で責任を取るかわりに、理想の条件で仕事がしたい、そう考えたんです。もう迷っている暇はありませんでした。
それで、数カ月で会社員をやめてPE-BANKさんなどエージェントに登録して、それからはITフリーランスとして活動しています。
ITエンジニアとして仕事を続けながら政治の世界、区議会議員選挙を目指しています
ITフリーランスになり、不満だった収入面の変化はありましたか? また、今はどのような仕事しているのでしょう
エンジニアとして就職して最初にもらった報酬から比べると7倍くらいは増えました。その点はITフリーランスになって本当に良かった、決断は間違っていなかったと思います。
今の自分の役割はアプリの開発ディレクターやWEBディレクターです。リーダー的な立場で事業側の話を聞き、現場の各エンジニアさんに仕様などを伝えて様々な仕事をしてもらうといった役割です。
リーダーとして双方の立場の意見や要望、不満などを聞きながら、密にコミュニケーションをとり、率先して仕事を進めていくというのは難しいですが、その分やりがいがありますね。自分に向いていると思います。
今後の展望や、これからITフリーランスを目指す方に向けてのアドバイスをお願いします
今はITエンジニアとして仕事を続けながら政治の世界、区議会議員選挙を目指しています。現職の議員さんと話をして、マニュフェストや公約づくりのアドバイスなどをもらい、立候補に向けて地道な活動もしています。
働きながら政治家をめざせる。そんな働き方ができるのもITフリーランスの大きな魅力じゃないですかね。
ITフリーランスを目指している方の中には、フリーランスは高い技術を持っている人しかなれないというイメージがあるかもしれません。でも私もそうでしたが1、2年ほどの経験があればITフリーランスになれるスキルは十分あると思います。
個人事業主となるので会社員とは形態は違いますが、仕事の中身は結局一緒。私も最初は不安いっぱいでしたが、今では報酬も増えて、仕事にも手ごたえを感じています。皆さんもぜひ迷っているならITフリーランスとしての第一歩を踏み出してみてください。