『 基本財産は身体 』 | ITフリーランスエンジニアの案件・求人はPE-BANK

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Bコラム〜ビジネスマン(技術者)への応援メッセージ〜

『 基本財産は身体 』

はじめに

健康な状態でいる時の身体には、何も気にすることなく、日常を当たり前に過しています。

ところが何か突然に熱が出たり腹を壊したり、ましてや怪我をするなど、身体の調子を崩すと生活が一変し、身体の調子を元に戻すことが、何よりもプライオリティーが高くなります。
常日頃は、何気なくしている普通の生活や仕事を放り出して、身体の調子回復が最優先です。

今更ながらの今回のテーマですが、自分の身体のことを考える一助になれば幸いです。
云ってみれば、身体のトリセツを、自分なりに考え行動することを薦めたいのです。

身体と精神は一体

生活の変化や仕事でのプレッシャーが高まると、意識していなくても、気持ちに影響が生じて体調不良に陥ることがあります。多くの人が経験する胃潰瘍などは、その代表です。

1人の人間には、目に見える肉体的な変化と目に見えない精神的な変化が常にあります。
体調を整えるためには、精神的な安定は不可欠なのです。身体と精神は表裏一体です。

IT技術者にとって、仕事の面では有り余るほどの需要があって有難い状況なのですが、一方で、技術革新のスピードは年々早まり、どの様に対応するか、技術ノウハウを高める必要に追われる日々はストレスが溜まります。ましてや仕事の壁などに直面すると、精神状況も厳しいものになりますが、落ち込む必要は全くありません。

厳しい状況になった時こそ、成長するチャンスくらいに考えて、自分の能力を発揮できる機会と捉えて対応しましょう。壁の向こう側に行くには、壁を乗り越えるか、迂回すれば良いのです。深刻に考えると精神的に参ってしまいます。真剣に対応すればよいのです。
真剣に対応すれば、大体のことは、何とか良い結果になるものです。

身体を丈夫で長持ちさせる

先ずは、意識することが重要です。つまり「身体を丈夫で長持ちさせる」意識です。
いや、そんなに大袈裟に考えずとも、普通に仕事したり生活をすれば良いのですが、普通の中に運動習慣を組み込みたい。普通に運動することを週に2~3日、習慣になれば良い。
時に、羽目を外して無茶することを否定はしません。精神衛生上は、良い気がするから。

それでも、日常の中に、身体を動かすこと、心拍数を上げること、筋肉を鍛えることなどを意識して活動することを薦めます。きっと、それが「丈夫で長持ち」の秘訣です。
一説によると、身体を動かす運動習慣をつけた時点の体力が維持されるそうです。

40歳も過ぎると否応なしに身体能力(体力)は下降するするばかりですが、40歳から運動を習慣づければ40歳の体力をかなり維持し、体力下降を抑えられます。
詳しい説明は省きますが、身体のためにとサプリメントや薬を多用するのは逆効果です。

財産を失うと元に戻すことは大変

金銭的な意味でも、ギャンブルや株取引でカネを失うと取り戻すことは大変です。

適切な例えではないかも知れませんが、マージャンで振り込むと、損はとても大きい。
上手な人は滅多に振り込みません。非常に用心深く、損をせぬ様、パイを切ります。

身体を財産と考えると、金銭的な意味合いと全く同じに思えます。病気やケガをせぬ様に日頃の生活は用心深く過ごす方が賢明です。身体的な財産を失うとは、直ぐ目に見える形の病気やケガだけでなく、いわゆる生活習慣病みたいなことを含みます。
数値には表せませんが、最も良い身体の財産(健康そのもの)を「100」としたら、目に見えぬ形の内在する身体の不良の大小次第では、「20とか30」のレベルになります。
要するに、健康な身体財産を失った時、元に戻すには時間もカネもかかり大変です。

いつでも元気に、快調に過せる身体の健康を維持したいものです。

身体を制御する脳のソフト

1人1人の意識や行動は、各自の勝手で個性に溢れています。誰一人、同じではありません。それぞれの人の、今までに接した人間関係や情報(知識・経験など)により、左右されているのでしょう。これからも同じで、どの様な考え方をもって仕事に対応するか?

又、日々の生活を営むか? 各自の行動次第で、大仰に云えば人生が決まります。

「基本財産の身体」は行動するために必須のハードウェアなのですが、そのハードに異常が有ったり、性能が悪いと、行動が制約されたりトラブルも生じます。
IT技術者なら、当然、ハードを動かすのはソフトウェアと理解していると思います。

人の場合、ソフトの中枢は「脳」にあります。行動基準や価値判断、行動する・行動しないを決定するなどは、全て「脳のソフト」によって定まります。
「身体を丈夫で長持ちさせる」意識を持ち、実際に活動出来るソフトを備えましょう。

身体は、他に代えがたい基本財産です。誰のものでもない、自分自身の基本財産を大事にして、仕事も生活も活動的に憂いなく豊かに過ごしたいものです。

斉藤 礼三郎

斉藤 礼三郎

コンピュータやネットワークに関わり半世紀近く。T自動車の情報部門にて、約20年間、DBやNWの企画・設計を担当した。その後、独立し名古屋にてシステム会社を20年ほど経営する。
現在は「PEーBANKのシニアアドバイザー」の立場で活動中。

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