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セキュリティエンジニアの平均年収は?1,000万円を目指す方法を解説

近年、企業や組織を狙ったサイバー攻撃は巧妙化・複雑化しており、その防衛の最前線に立つのがセキュリティエンジニアです。ITエンジニアの中でも高い専門性が求められる職種であり、「どのくらいの年収が期待できるのか」「高収入を目指すには何をすべきか」といった疑問を持つ方も多いでしょう。

本記事では、セキュリティエンジニアの年収事情や高収入の理由を整理し、1,000万円を目指すためのキャリア戦略を具体的に解説します。

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目次
・セキュリティエンジニアの平均年収
・なぜセキュリティエンジニアの年収は高いのか?
・年収1,000万円以上を目指す戦略的キャリアパス
・セキュリティエンジニアとして年収と市場価値を上げるには?
・セキュリティエンジニアになるのを「やめとけ」といわれる理由
・未経験からセキュリティエンジニアになるには?
・高収入セキュリティエンジニアとして市場価値を高めよう

セキュリティエンジニアの平均年収

厚生労働省の職業情報提供サイト「job tag」によると、正社員のセキュリティエンジニアの平均年収は、およそ628.9万円です。国税庁の令和5年分「民間給与実態統計調査」による全職種の平均給与は約460万円であり、それと比べても高めの水準といえます。

フリーランスの場合は、さらに高収入の可能性があります。PE-BANKが扱うセキュリティエンジニア案件の月額単価は約70万~120万円と幅広く、年収換算するとおよそ840万~1,440万円です。登録者には年収700万~1,100万円台で活躍するエンジニアが多く、スキルや経験によってはこの範囲を超えることも珍しくありません。

なぜセキュリティエンジニアの年収は高いのか?

セキュリティエンジニアの年収が高い理由は、大きく分けて3つあります。こうした背景から、セキュリティエンジニアは高い専門性と需要を兼ね備えた希少な存在となり、他のIT職種と比較しても高収入を得やすい職種といえるでしょう。

その主な理由は以下のとおりです。

サイバー攻撃の巧妙化と複雑化

近年、企業や自治体を狙ったサイバー攻撃は高度化し、個人情報や機密データの流出リスクは増す一方です。このため、情報資産を守る専門人材の必要性が急速に高まっています。

慢性的な人材不足

経済産業省の「IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果」(2016年6月10日発表)によれば、国内の情報セキュリティ分野は今後も大幅な人材不足が続くとされ、需要が供給を上回る「売り手市場」が続いている状況です。この市場構造が、高い年収水準を支える大きな要因といえるでしょう。

求められるスキルと責任の重さ

セキュリティエンジニアは、ネットワークやOS、暗号化技術など幅広い知識を活用しながら、企業の根幹である情報資産を守ります。ひとたび不正アクセスやマルウェア感染などによる情報漏えいが起これば企業に甚大な損害を与えかねないため、その責任の重さが報酬に反映されているのです。

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セキュリティエンジニアとは?仕事内容や年収目安、必要な知識・スキルを解説

年収1,000万円以上を目指す戦略的キャリアパス

年収1,000万円を達成するためには、単に経験年数を重ねるだけでは不十分です。市場価値を高めるための戦略的なキャリア設計が欠かせません。

ここでは、どのようなスキルや資格を身につけ、どのような働き方や職種を選択すればよいかを紹介します。

需要の高い専門スキルを身につける

まずは、企業が求める即戦力スキルを習得することが重要です。代表的な分野には、Amazon Web Services(AWS)やMicrosoft Azureのセキュリティ設計・運用を含むクラウド・セキュリティ、セキュアプログラミング、脆弱性診断、さらにログ監視や脆弱性診断ツールの効率化に活かせる自動化スクリプト開発などがあります。

これらは現場での課題解決力に直結するため、習得すれば転職市場やフリーランス案件での単価交渉に有利になります。学習は公式ドキュメント、オンライン講座、実務経験の3本柱で進めるのがおすすめです。

高難度のセキュリティ資格で専門性を証明する

スキルを持っていても、それを客観的に証明できなければ企業やクライアントから十分に評価されない場合があります。

<高い技術力と知識を証明できるセキュリティ資格>
・情報処理安全確保支援士試験:情報セキュリティに関する高度な専門知識と実践力を証明する日本の国家資格
・CISSP(Certified Information Systems Security Professional)認定資格:情報セキュリティ全般に関する高度な専門知識と実践力を証明する国際資格
・CCIE Security(Cisco Certified Internetwork Expert Security)認定:ネットワークセキュリティ分野における高度な専門知識と実践力を証明するCisco認定の最上位資格

これらは学習コストも高いものの、取得すれば高年収ポジションや高単価案件に直結しやすくなるでしょう。

年収が上がりやすい職種にキャリアアップする

現場の運用・監視業務だけでは、年収の伸びには限界があります。セキュリティアーキテクト、コンサルタント、CISO(最高情報セキュリティ責任者)など、戦略策定や組織全体のセキュリティ設計に関わる職種は、責任の重さと比例して報酬水準も高くなります。こうした職種に移行するには、技術スキルに加えてマネジメント力やコミュニケーション力も必要です。

外資系企業への転職で収入アップを狙う

成果主義が強い外資系企業では、スキルと成果が直接的に報酬に反映されます。特にグローバル規模でセキュリティを管理するポジションは高収入が期待できます。

英語力が必須となるケースが多いため、TOEICや英語面接対策を並行して行うとよいでしょう。

フリーランスとして独立する

高い専門性と人脈を活かし、フリーランスとして活動する道もあります。PE-BANKの案件では月額100万円以上の案件も多く、年間で1,200万円超の収入も可能です。

ただし、案件の継続確保や税務管理など、自己責任が伴う点には注意が必要です。

セキュリティエンジニアとして年収と市場価値を上げるには?

高収入を実現するには、単にスキルを持っているだけでなく、それを適切に市場へアピールし、評価される環境を選ぶことが重要です。ここでは、年収と市場価値を高めるために効果的な4つの方法を紹介します。

年収が高い業界・企業を選ぶ

同じセキュリティエンジニアでも、所属する業界や企業規模によって年収水準は大きく異なります。例えば、金融業界や大手事業会社ではセキュリティへの投資額が多く、高待遇のポジションが用意されている傾向にあるといえるでしょう。

ベンダー、システムインテグレーター(SIer)、事業会社、金融など、業種ごとの特徴や平均年収を事前に調べ、自分の希望に合う環境を選ぶことが重要です。

GitHubでスキルと実績をアピールする

採用担当者やクライアントは、実務経験だけでなく具体的な成果物を重視します。GitHubでセキュリティ関連のプロジェクトやコードを公開することで、課題解決力や実装スキルを可視化できます。

特に脆弱性診断ツールの作成やセキュアコーディングのサンプルコードなどは、高い評価を受けやすいようです。

企業文化や評価制度を理解して年収交渉に臨む

同じスキルを持っていても、評価制度によって年収アップのしやすさは変わります。成果主義の企業であれば、実績や数字で貢献度を示すことが効果的です。

年収交渉の前に、その企業の評価基準や昇給制度を把握し、自分のアピールポイントを戦略的に準備しましょう。

技術トレンドを追い続ける習慣をつける

セキュリティ分野は進化のスピードが非常に早く、数年前の知識や技術が通用しなくなることもあります。最新の脅威情報、攻撃手法、対策技術を継続的に学び続けることは、市場価値の維持・向上につながります。

オンライン学習プラットフォームやセキュリティカンファレンス、技術ブログの購読などを習慣化しましょう。

セキュリティエンジニアになるのを「やめとけ」といわれる理由

セキュリティエンジニアは高収入と需要の高さが魅力ですが、同時に「やめとけ」といわれることもあります。負担や厳しさを伴う一方で、企業や社会の安全を守るという大きなやりがいや、高い社会的貢献性も備えた職種です。
「常に学び続けることが苦にならない」「責任ある立場で成果を出したい」という人にとっては、むしろ魅力的なキャリアになり得るでしょう。

その主な理由は以下のとおりです。

責任の重さ

セキュリティエンジニアは、企業や組織の情報資産を守る最前線を担う存在です。万が一セキュリティ事故が発生すれば、企業や顧客に多大な損害を与える恐れがあり、その影響は経済的損失にとどまらず信用失墜にも及びます。こうした背景から、日々の業務には大きな責任と緊張感が伴い、常に高い集中力を求められる仕事です。

激務になりやすい環境

重大なインシデントが起きた場合、休日や夜間でも緊急対応が必要になることもあります。特に大規模システムを扱う現場では、精神的・肉体的な負荷が大きくなりやすい環境です。

継続的な学習の必要性

サイバー攻撃は日々進化を続けています。最新の脅威や対策技術を学び続けなければ、すぐに通用しなくなる分野です。学習時間を確保できない人にとっては厳しい職種といえるでしょう。

未経験からセキュリティエンジニアになるには?

IT業界未経験からセキュリティエンジニアを目指すことは可能ですが、いきなり専門性の高い業務に就くのは現実的に難しいでしょう。まずは基礎的なITスキルと実務経験を積むステップを踏むことが重要です。

多くの場合、インフラエンジニアやネットワークエンジニアなど、比較的未経験から入りやすい職種で経験を積むケースが見られます。サーバー構築やネットワーク運用のスキルは、セキュリティ分野でも必須となるため、この段階で確実に身につけておきたいところです。

さらに効率的にキャリアを進めるには、エージェントやキャリアカウンセリングなどの専門サービスを活用するのがおすすめです。市場動向や必要スキル、未経験者を採用する企業の情報など、自力では入手しづらい情報を得られるため、より戦略的な転職活動につながります。

未経験からでも、段階的にスキルを磨き、実務経験を積み重ねれば、数年後には高い専門性を備えたセキュリティエンジニアとして活躍できる可能性があります。

高収入セキュリティエンジニアとして市場価値を高めよう

セキュリティエンジニアは、高度な専門性と責任を求められる一方で、非常に高い年収と将来性を持つ職種です。年収1,000万円以上を目指すことも決して夢ではありません。需要の高いスキルや資格を戦略的に取得し、自分のキャリアパスを明確に描けば、十分に現実的な目標になります。

重要なのは、「どのスキルを、どの順番で、どの市場で活かすか」という計画性です。目先の案件やポジションだけでなく、5年後、10年後を見据えたキャリア設計が、長期的な高収入と市場価値維持につながります。

PE-BANKでは、案件紹介から事務処理、スキルアップ支援まで幅広く対応し、フリーランスが安心して働ける環境を提供しています。もし「自分の市場価値がわからない」「どの方向に進めばいいのか迷っている」という場合は、ぜひ一度ご相談ください。専門のコーディネーターが、あなたのスキルや経験に合わせた案件やキャリアプランを提案します。

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