『 1日は一生の覚悟 』 | ITフリーランスエンジニアの案件・求人はPE-BANK

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

Bコラム〜ビジネスマン(技術者)への応援メッセージ〜

『 1日は一生の覚悟 』

はじめに

金持ちにも貧乏人にも、子供にも年寄りにも、世界中の国々の人にとっても、平等に
与えられているのが、1日の時間です。古今東西、今も昔も将来も同じです。
生まれてから黄泉の国に行くまで、1日は、あくまでも1日ですが、どの様に過ごすのか
によって、それぞれの人の仕事や生活は変わります。
一球入魂とか、全力疾走などの言葉があります。今日の1日を充実させることこそが、
一生を左右する運命の分かれ道になる様に思えてなりません。
やや精神論的な内容になりますが、1日を一生と思って行動することの意義を話します。

1日の連続が一生

毎日を何気なく、仕事をしたり仲間との会合に参加したり、家族とも食事をしています。
気がつくと、学校を出てから10数年も経っている・・・方も多いことと思います。
更には、今後も同じ様な日々を過ごし、経験を重ねつつ年齢も重ねて行きます。
1日は、毎日、途切れることなく連続してやって来て、数十年もすると、自分の一生です。
IT技術者は、技術の進化を追いかける、大変な毎日を過ごしているかも知れません。
1日の変化は殆ど気がつかなくても、数年もすると、その変化の大きさに目を見張ります。
一方、毎日の中で「意識して行動する」ことを行なっていると、1日毎の積み重ねは小さくても、数年も継続していると、大した実績になります。
又、こうなりたい自分の姿を想像して、それに向かって毎日を過ごしていると、1歩1歩は小さくても、間違いなく、こうなりたい自分の方向に向かいます。
1日は、今日しかありません。無為に過ごせば、取り戻しは出来ないのが、今日なのです。
楽しみながら、1日の中で、こうなりたい自分を意識して行動することは大切です。

今日の行動は明日につながる

因果応報。原因があって結果に至る。今の立場にいて仕事していることも、突き詰めれば、
同じことです。全てが自分1人の行動だけが原因でなくとも、様々な人間関係や他者からの影響も受けて、今の立場にいるのです。
或いは、時間的な経過を考えて見ると、この1年、かなり苦労を重ね頑張って来たから、
今の条件の良い仕事が出来ているとも云えます。
逆に、良い条件で仕事が出来ていないとすれば、厳しい云い方ですが、毎日の行動の中に、
甘えがあって、今日の状況に置かれているのです。
一流のスポーツ選手の言葉で「練習はウソつかない」とは、仕事にも通じる気がします。
今日の厳しい練習の成果が、明日の競技の結果につながるのは、まさに因果応報です。

世の中も1日の連続

個人のレベルだけでなく、社会の動静も、1日の連続であり、今日の状況は明日につながります。特にIT関連の情報は1日ごとに目新しいこと満載で、その情報を更に倍加するほどに世界を駆け巡っています。 アメリカの状況は、素早く日本にも中国にも伝えられ、
新技術、新サービスも次々に生まれている感があります。
1日1日、目を離せないIT業界の変化は、止まることなく、今後も続きます。
毎日、目を凝らしてIT関連情報を集めても、焦点を絞らないと、情報の渦に巻き込まれるばかりです。確かなのは、1日は連続して1年になり、3年、10年になって行きます。
経済社会は、損得で動いている気もしますが、社会の仕組みは、損得だけではなく、多くの要素が関係しあって成り立っています。それでも1日は世界共通で、同じ条件です。
企業レベルでは、如何に素早く新たな技術を確立し、製品にするとか、サービスを開始するなどの鎬(しのぎ)を削っています。
世の中の原理原則も、1日1日の繰り返しの中で、進む方向を見失わぬ様、毎日を重ねて
いるのです。それぞれの立場の人たちが、懸命に1日を有意義にするべく行動しています。

選択と集中で時間を活かす

一介のビジネスマンやIT技術者に、世の中全体を俯瞰して毎日の行動を決めるなどは、
あまりありません。目の前の仕事に集中し、課題に取り組むことで精一杯です。
1日の定まった時間を有意義に過ごすとは、どういうことでしょうか?
言葉では安易な「選択と集中」と云えますが、具体的には、どういうことか?
今日1日の中で、取り組む課題を決め(選択)、今日中には、全てを成し遂げる、或いは、
半分以上を成し遂げるなど(集中)、今日を有効に活かすことでしょう。
今日、出来ることは、明日も出来る、明後日も出来ます。全くの逆もあります。
今日1日の行動は、一生につながる行動になる・・・を意識出来たら、云うことなしです。
話は飛びますが、2018年は「明治150年」とのこと。
明治維新の錚々たる志士達(西郷隆盛、坂本竜馬、大久保利通、勝海舟ほか)は、1日を
一生の思いで行動していたと思えてなりません。
瞑目しながら、その思いに学びたいものです。

斉藤 礼三郎

斉藤 礼三郎

コンピュータやネットワークに関わり半世紀近く。T自動車の情報部門にて、約20年間、DBやNWの企画・設計を担当した。その後、独立し名古屋にてシステム会社を20年ほど経営する。
現在は「PEーBANKのシニアアドバイザー」の立場で活動中。

TOP