Salesforce認定資格とは?種類・取得順ロードマップ・勉強法を解説
「Salesforce認定資格を取りたいが、種類が多すぎてよくわからない」
「自分の職種に合った資格や、取得のメリットを知りたい…」
Salesforce認定資格の取得を検討しているものの、取得の優先順位が整理できず悩んでいないでしょうか。
Salesforceは製品ごとに機能が幅広く、資格も管理者からエンジニア、マーケターなど役割別に細かく分かれています。
そのため目的に合わない資格を選んでしまうと、学習時間や受験費用を無駄にしてしまう可能性があります。
本記事では、Salesforce認定資格の種類や職種別のおすすめ資格、取得順ロードマップ、取得するメリット、効率的な勉強法をまとめました。
本記事を参考に自分に合ったSalesforce認定資格を選べば、学習の方向性が明確になり、取得に向けて効率よく準備を進められるでしょう。
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Salesforce認定資格とは?概要を解説
Salesforce認定資格とは、Salesforce社が提供するSalesforce製品に関する知識やスキルを証明する公式資格です。
管理者・開発者・コンサルタント・マーケターなど職種別に複数の資格が用意されています。
資格ごとに対象者や難易度が異なり、初心者向けの「アソシエイト」資格から、専門性の高い「エキスパート」資格まで段階的にステップアップできる設計になっています。
まずは資格全体の種類や特徴を理解し、自分に合った資格から段階的に取得していくようにしましょう。
【職種別】Salesforce認定資格の種類
Salesforce認定資格は、担当する業務や目指すキャリアに応じて選ぶことが重要です。
まずは職種ごとの代表的な資格を確認し、自分に必要な資格を把握しましょう。
管理者・CRMコンサルタント関連の資格
管理者・CRMコンサルタント関連の資格を取得すれば、Salesforceの設定や運用スキルを証明できます。
基礎的な操作・運用スキルを問う資格から、より高度な業務設計スキルを問う上位資格まで段階的に用意されています。
社内でSalesforceの運用・管理を任されている方や、CRM担当者として業務効率化を推進したい方におすすめです。
開発者・アーキテクト関連の資格
開発者・アーキテクト関連の資格は、プログラミングやシステム設計など技術的なスキルを証明します。
ApexやLightning Web Components(LWC)を用いた開発やデータモデル設計、システム連携など、開発に必要な知識が問われ、基礎資格から上位資格まで幅広いです。
Salesforceエンジニアを目指す方や、情シス担当者としてシステム構築に携わりたい方に向いています。
マーケター関連の資格
Salesforce認定資格には、マーケティングツールを活用した施策の設計・実行スキルを求められる資格もあります。
メールマーケティングや顧客セグメント管理、キャンペーン運用、自動化機能など、デジタルマーケティングに必要な知識を体系的に習得できることが特徴です。
営業企画部門でリード獲得や顧客育成に関わる方、マーケティング業務でSalesforceを活用したい方に適しています。
ツールの操作スキルだけでなく、マーケティング戦略や顧客体験に関する知識も問われる点が特徴です。
コンサルタント関連の資格
コンサルタント関連の資格は、顧客の業務課題を整理し、最適なSalesforceの活用方法を提案・設計するための知識が問われます。
営業支援やカスタマーサービスなど、特定の業務領域に特化した資格が複数用意されています。
Salesforce関連職へのキャリアチェンジを目指す方や、クライアント企業への導入提案を行いたい方に向いている資格です。
Salesforce認定資格の取得順ロードマップ

Salesforce認定資格は種類が多いため、最初から難易度の高い資格を目指すのではなく、スキルレベルに合った順番で取得することが重要です。
職種別の代表的な取得ルートを確認し、初心者向けの資格から取得を目指しましょう。
【共通】初心者はアソシエイト資格から始める
Salesforceに触れたことがない方や、CRMの基礎知識に不安がある方は、まず「Salesforce認定アソシエイト(Salesforce Certified Associate)」の取得がおすすめです。
Salesforce認定アソシエイトはSalesforceの基本用語や画面操作、CRMの基礎概念を問う内容が中心で、実務経験がなくても学習しやすい難易度に設定されています。
最初に土台を固めておけば、後に続く職種別資格の学習内容がスムーズに理解できるようになります。
そのため、Salesforce関連職へのキャリアチェンジを目指す方や、社内でSalesforceを担当することになった方にもおすすめです。
Salesforce管理者を目指す人
社内でSalesforceの運用・管理を任されている方や、CRM担当者として業務改善を進めたい方は、下記の順番での資格取得がおすすめです。
1. Salesforce Certified Administrator
2. Salesforce Certified Advanced Administrator
それぞれの資格で学習が必要な内容は、以下のとおりです。
| 資格名 | 主な学習内容 |
|---|---|
| Salesforce Certified Administrator | ● 基本的な運用・管理スキル ● ユーザー管理 ● セキュリティ設定 ● レポート・ダッシュボードの作成方法 |
| Salesforce Certified Advanced Administrator | ● 複雑な業務プロセスの自動化 ● 高度なデータ管理 ● 承認プロセス設計スキル |
Salesforce Certified Administratorでは、日常的な運用管理に必要な実務スキルが問われます。
さらに実務で運用経験を積んだうえで、Salesforce Certified Advanced Administratorを取得すれば、より複雑な業務設計を任される人材を目指せます。
Salesforceエンジニアを目指す人
Salesforceエンジニアを志望する方や、情シス担当者としてシステム構築に携わりたい方は、下記の順番で資格を取得しましょう。
1. 「Salesforce Certified Platform App Builder」または「Salesforce Certified Platform Developer I」
2. 「Salesforce Certified Platform Developer II」
それぞれの資格では、以下のような知識が求められます。
| 資格名 | 主な学習内容 |
|---|---|
| Salesforce Certified Platform App Builder | ● ノーコード・ローコードでのアプリ構築 ● オブジェクトやフローの設計スキル |
| Salesforce Certified Platform Developer I | ● Apex・Visualforceによるカスタム開発 ● SOQL/SOSLでのデータ操作スキル |
| Salesforce Certified Platform Developer II | ● 高度なApex開発・非同期処理 ● 外部システム統合とパフォーマンス最適化 |
実務経験を積みながら上位資格である「Salesforce Certified Platform Developer II」を取得すれば、設計から開発まで担当できるエンジニアを目指せるでしょう。
マーケターを目指す人
マーケティング業務でSalesforceを活用したい方や、営業部門でリード獲得や顧客育成に携わる方は、まず「Salesforce Certified Marketing Cloud Engagement アドミニストレーター」を取得しましょう。
その後は専門領域に応じた資格の取得がおすすめです。
| 資格名 | 主な学習内容 |
|---|---|
| Salesforce Certified Marketing Cloud Engagement アドミニストレーター | ● Marketing Cloudの基本操作 ● ユーザー管理 ● データ連携に関する知識 |
| Salesforce Certified Marketing Cloud Engagement Specialist | ● メール配信の設計・自動化 ● パーソナライゼーションに関する知識 |
| Salesforce認定Marketing Cloud Account Engagementスペシャリスト(旧Pardotスペシャリスト) | ● Marketing Cloud Account Engagementを用いたリード育成 ● スコアリング ● キャンペーン設計スキル |
「Salesforce Certified Marketing Cloud Engagement Specialist」を取得すればメール施策の設計・分析力を身につけられます。
また、「Salesforce認定Marketing Cloud Account Engagementスペシャリスト(旧Pardotスペシャリスト)」を取得すればリード育成を仕組み化する力を実務で発揮しやすくなります。
コンサルタントを目指す人
コンサルタントとしてSalesforceを扱うスキルを身につけたい方や、クライアント企業への導入提案に携わりたい方は、まずは「Salesforce Certified Administrator」で土台を固めましょう。
その後に、担当する業務領域に応じたコンサルタント資格を目指すことがおすすめです。
| 資格名 | 主な学習内容 |
|---|---|
| Salesforce Certified Administrator | ● 基本的な運用・管理スキル ● ユーザー管理 ● セキュリティ設定 ● レポート・ダッシュボードの作成方法 |
| Salesforce Certified Sales Cloud Consultant | ● 営業支援領域における業務要件の整理 ● 導入設計スキル |
| Salesforce Certified Agentforce Service Consultant | ● カスタマーサービス領域における業務要件の整理 ● 導入設計スキル |
コンサルタント資格は営業支援やカスタマーサービスなど専門分野ごとに分かれているため、担当する業務に近い資格から取得していきましょう。
Salesforce認定資格を取得するメリット
Salesforce認定資格はスキルを証明できるだけでなく、業務に必要な知識を体系的に習得できる側面もあります。
資格取得によって得られる主なメリットを理解しておけば、自分にとって取得する価値があるかどうかを判断しやすくなります。
客観的にスキルを証明できる
「Salesforceを使える」という自己申告だけではスキルを客観的に示しにくい場合でも、資格名を応募書類に記載すれば、自身の知識やスキルを証明できます。
キャリアチェンジに向けた活動はもちろん、社内での評価や異動、プロジェクトへのアサインなど、さまざまな場面で専門知識を示す材料として活用できます。
とくに未経験からSalesforce関連職へのキャリアチェンジを目指す方にとっては、実務経験の不足を補う手段になる場合もあります。
体系的な知識が身につく
Salesforce認定資格の学習を通じて、Salesforceの機能や運用方法を体系的に学べます。
日常業務では触れる機能が限られることもありますが、資格勉強ではデータ管理やセキュリティ、レポート作成など幅広い分野を学習できます。
独学では見落としがちな知識も網羅的に身につけられるため、Salesforceをより深く理解したい方にもおすすめです。
Salesforceを使った日常業務のレベルが上がる
資格の取得に向けて学習した内容は、Salesforceを利用する日常業務にもそのまま活かせます。
たとえばレポートやダッシュボードを効率よく作成できるようになったり、作業で行っているデータ処理を自動化できるようになったりするため、業務の効率化につながります。
Salesforceの機能をより効果的に活用できるようになれば、業務改善の提案や社内でのよりよい運用に貢献しやすくなるでしょう。
Salesforce認定資格を取得する際の注意点

Salesforce認定資格は、キャリアアップやスキルアップに役立つ一方で、注意点もあります。
資格取得後に後悔しないためにも、あらかじめ押さえておきたいポイントを確認しておきましょう。
資格だけでは実務スキルの証明が不十分な場合がある
Salesforce認定資格は知識の証明にはなりますが、資格を持っているだけで実務がこなせるとは限りません。
試験は選択式の設問が中心であるため、実際の業務で発生するイレギュラーな要件や、複数部門をまたぐ調整といった実践的な対応力までは測りにくい面があります。
資格取得をゴールにせず、学んだ内容を実際の操作や設計に落とし込む意識を持つようにしましょう。
1年に1度資格更新が必要になる
Salesforce認定資格は取得後も1年に1度、確認テストに合格して更新する必要があります。
更新を忘れてしまうと資格が失効するため注意しておきましょう。
なお、初心者向けの資格である「Salesforce認定アソシエイト」は更新不要な資格のため、一度取得すれば失効の心配はありません。
複数の資格を保有する場合は更新のタイミングが資格ごとに異なるため、更新スケジュールをよく管理しておきましょう。
Salesforce認定資格に合格するための勉強法

Salesforce認定資格は単に試験範囲を暗記するだけでなく、実際にSalesforceを操作しながら学習を進めることが合格への近道です。
基礎知識の習得から実践、試験対策まで段階的に学習して効率よく合格を目指しましょう。
Trailheadを活用する
Salesforce認定資格の学習では、Salesforce公式の無料学習プラットフォームであるTrailheadを積極的に活用しましょう。
資格ごとに対応した学習コンテンツが多数用意されているため、試験範囲に沿ってSalesforceの知識を体系的に学べます。
学習の進捗はバッジやポイントとして記録されるため、Salesforceの理解度を確認しながら進められる点も特徴です。
実際にSalesforceに触れながら学ぶ
資格試験ではSalesforceの機能や設定方法を理解していることが求められるため、実際に操作しながら学習を進めることも重要です。
Developer Editionという検証環境を使えば、本番環境に影響を与えずに設定変更やカスタム開発を自由に試せます。
とくに管理者や開発者向けの資格では、操作経験の有無が理解度に直結するため、早い段階から手を動かして学ぶ習慣をつけるとよいでしょう。
模擬試験や問題集で形式に慣れる
基礎知識を身につけた後は、模擬試験や問題集を活用して試験形式に慣れておきましょう。
Salesforce認定資格では、複数の機能や要件を踏まえて最適な選択肢を選ぶ問題も多く出題されます。
そのため、知識だけでなく問題の解き方にも慣れておく必要があります。
模擬試験や問題集を活用し、実際の出題形式や時間配分の感覚をつかみながら、自分の理解が浅い分野を洗い出していきましょう。
まとめ
Salesforce認定資格は、自分の知識やスキルを客観的に証明できるだけでなく、Salesforceを体系的に学べるというメリットもあります。
資格の種類は多いため、目指す職種やキャリアに合わせて取得する資格を選ぶことが重要です。
まずは「Salesforce認定アソシエイト」で基礎を身につけ、その後は管理者・エンジニア・マーケター・コンサルタントなど、自分のキャリアに合った資格を取得していきましょう。
また、資格取得後にSalesforceのスキルを実務で磨いていけば、会社員としてだけでなく、フリーランスとして独立するなど、キャリアの選択肢が広がっていきます。
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