AWSの使い方・始め方の手順|覚えておくべき用語もご紹介
AWSの使い方を調べると、サービス名の多さに「何から始めればいいかわからない」と感じる方は多いはずです。
まずは、大まかな使い方を理解することで、セキュリティの失敗を避けながらAWSを使い始められます。
本記事では、AWSの使い方・始め方の手順に加えて、EC2・S3・IAMといったサービスの理解まで丁寧に解説します。
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AWSの使い方・始め方の手順

いきなりAWSを触り始めると、気づかないうちに課金されたり、セキュリティの穴を作ってしまうリスクがあります。
次の6ステップを順に実行するだけで、初心者でも安全にAWSを使い始めることが可能です。
まずは、AWSの使い方・始め方の手順をご紹介します。
1.アカウントを作成する
AWSを使う際には、まず公式サイトでアカウントを作成します。
登録時にはログインに使用するメールアドレス、SMS認証用の電話番号、クレジットカードまたはデビットカード、ローマ字で入力する住所を準備しておくとスムーズです。
登録完了後は、AWSの提供する無料利用枠やキャンペーンを活用できる場合があります。
まずはアカウントを開設し、AWSの各種サービスに触れてみることが大切です。
AWSエンジニアについて知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
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2.セキュリティ設定を行う
AWSのアカウント作成後は、セキュリティ設定を優先して行うことが重要です。
初期状態では、すべての権限を持つルートユーザーのみが存在するため、認証情報が漏えいすると不正利用や高額な請求につながるおそれがあります。
まずは多要素認証(MFA)を有効化し、さらに日常的な操作はIAM Identity Centerで作成した、専用ユーザーで行うようにしましょう。
適切なセキュリティ対策を講じることで、安全にAWSの利用を開始できます。
3.AWSマネジメントコンソールに慣れる
設定が完了したら、AWSマネジメントコンソールの基本操作に慣れることが大切です。
コンソールではさまざまなサービスを管理でき、画面上部の検索バーを活用すれば目的のサービスへ素早くアクセスできます。
また、画面右上に表示されるリージョン設定も重要です。
意図しない地域にリソースを作成すると管理や課金のトラブルにつながる可能性があります。
とくに日本で利用する場合は、「アジアパシフィック(東京)」が選択されているかを確認する習慣をつけましょう。
4.代表的なサービスを触る(IAM・EC2・S3)
AWSを効率よく学ぶには、まず代表的なサービスであるIAM、EC2、S3の3つを理解することが重要です。
IAMはユーザーや権限を管理する機能、EC2はクラウド上でサーバーを構築できるサービス、S3はデータを保存するためのストレージサービスとして利用されます。
たとえば、EC2で運用するサーバーのデータをS3に保存し、そのアクセス権限をIAMで管理する構成はよく使われるものです。
これらの基本操作を体験し、AWSの仕組みを理解します。
5.簡単な環境を作る
AWSの理解を深めるには、実際に環境を構築して操作を体験することが大切です。
たとえば、EC2でWebサーバーを起動してブラウザからアクセスしたり、S3にHTMLファイルをアップロードしてWebページを公開したりすることで、AWSの基本的な仕組みを学べます。
一方で、学習後は不要なリソースを確実に削除することも重要です。
EC2や関連するストレージ、IPアドレスなどを放置すると料金が発生する場合があるため、作業後は停止だけでなく削除まで行うようにします。
6.必要に応じて学習を広げる
AWSの基礎を習得した後は、目的に応じて学習範囲を広げていくことが重要です。
まずはAWS公式の学習コンテンツを活用して、知識を体系的に整理します。
AWS認定資格の入門として位置づけられているAWS Certified Cloud Practitionerの取得を目指すと、理解度を確認しやすくなります。
さらに、実務レベルの知識を身につけたい場合は、Solutions Architect – Associateへの挑戦も有効です。
段階的に学習を進めることで、実践的なスキルの習得やキャリア形成につなげられます。
プログラミング資格や勉強法について知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
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AWSを使ううえで覚えておくべき用語

AWSには多くのサービスがありますが、最初からすべて覚える必要はありません。
まずは、次の9つを理解するだけで、AWSの全体像がつかめます。
それぞれの特徴と使い方を整理しましょう。
AWS VPC
AWS VPC(Virtual Private Cloud)は、AWS上に構築する専用の仮想ネットワーク環境のことです。
ほかの利用者の環境とは分離されており、サーバーやデータベースなどのリソースを安全に配置するための基盤として機能します。
AWSでは多くのサービスがこのネットワーク上で動作するため、VPCはクラウド環境全体を支える重要な概念といえます。
まず、VPCがリソースを配置するための土台であることを押さえておきましょう。
AWS VPCの使い方
AWS VPCは、主にAWS上でネットワーク環境を設計・管理する際に利用されます。
たとえば、インターネットからアクセス可能なWebサーバーを配置する領域と、外部から直接アクセスできないデータベース用の領域を分けることで、セキュリティを高められます。
通信ルールやアクセス範囲を細かく設定できるため、システム要件に応じた柔軟なネットワーク構成が可能です。
AWS Lambda
AWS Lambdaは、サーバーを自分で管理することなく、プログラムのコードだけを実行できるサービスです。
通常のサーバーは起動したままコストが発生し続けますが、Lambdaは処理が必要なときだけ自動で起動するため、待機中の無駄なコストが発生しません。
たとえば、S3に画像がアップロードされた瞬間に、Lambdaが起動してサイズを自動変換する、といった使い方が代表的です。
イベントをきっかけに処理を走らせる仕組みを、イベント駆動型と呼びます。
AWS Lambdaの使い方
AWS Lambdaは、定期実行や他のAWSサービスとの連携処理を、効率化するために利用されます。
たとえば、毎日決まった時間にデータを集計してレポートを作成したり、API経由で受け取ったリクエストに応じて処理を実行したりできます。
また、利用状況に応じて処理能力が自動で調整されるため、アクセス数の変動が大きいシステムにも対応しやすい点が特徴です。
運用負荷を抑えながら自動化や業務効率化を実現したい場合に役立つサービスです。
AWS IAM
AWS IAMは(Identity and Access Management)の略で、AWSを操作するユーザーやサービスに対して、「何を許可するか」を細かく制御する仕組みです。
アカウント全体への権限を持つルートユーザーをそのまま使い続けることは、セキュリティ上のリスクになります。
IAMを使えば「このユーザーはS3の読み取りだけ」「こちらは全操作を許可」といった設定が可能です。
そのため、万が一ログイン情報が漏れた場合の被害を最小限に抑えられます。
AWS IAMの使い方
AWS IAMは、複数人でAWS環境を運用する際の、ユーザー管理や認証管理に活用されます。
具体的には、部署やプロジェクトごとにグループを作成し、共通の権限をまとめて付与することで、個別設定の手間を削減するなどです。
多要素認証(MFA)を設定して、ログイン時の本人確認を強化することも可能です。
IAMを適切に運用することで、管理負荷を抑えながら安全なAWS環境を維持しやすくなります。
Amazon EC2
Amazon EC2は(Elastic Compute Cloud)の略で、クラウド上に仮想的なサーバーを立ち上げられる、AWSの代表的なサービスです。
物理的なサーバーを購入・設置する必要はなく、数分で起動でき、不要になればすぐ削除できます。
OSやソフトウェアを自由に選べるため、WebサイトのホスティングからAPIサーバー、開発環境の構築まで幅広い用途に使われています。
AWSを学ぶうえで、最初に触れるべきサービスのひとつです。
Amazon EC2の使い方
Amazon EC2は用途に応じて、サーバーの性能や台数を柔軟に調整したい場合に活用されます。
たとえば、アクセス数の増加が見込まれるキャンペーン期間だけ、サーバースペックを引き上げたり、複数のインスタンスを追加して負荷を分散したりすることが可能です。
検証環境やテスト環境を短期間だけ用意し、不要になれば削除する運用にも適しています。
状況に応じてリソースを最適化できる点が、EC2の大きな特徴といえるでしょう。
Amazon EBS

Amazon EBSの略で、EC2に取り付けて使うデータの保存領域を指します。
パソコンに内蔵されているハードディスクに相当するもので、OSのファイルやアプリのデータを保存する場所として機能します。
注意が必要なのは、EC2を削除してもEBSを別途削除しない限り料金が発生し続ける点です。
使い終わったら、必ずEBSも確認して削除することが、余計なコストを防ぐうえで重要です。
Amazon EBSの使い方
Amazon EBSは、EC2で利用するデータを安定して保存・管理するために活用されます。
具体的には、運用中のシステムのバックアップ用スナップショットを取得したり、ストレージ容量が不足した際にディスクを拡張したりすることが可能です。
サーバーを停止してもデータを保持できるため、長期間利用するアプリケーションや業務システムの運用にも適しています。
EC2と組み合わせて利用することで、柔軟で信頼性の高いシステム環境を構築できます。
Amazon RDS
Amazon RDSは(Relational Database Service)の略で、データベースの構築から運用までを、AWSが自動で管理してくれるサービスです。
データベースとは、商品情報や会員データなどを整理して保存・検索できる仕組みのことです。
RDSはMySQLやPostgreSQLといった、代表的な種類に対応しています。
バックアップの取得やソフトウェアの更新を、AWSが自動で行うため、データベースの専門知識がなくても安定した運用が始められます。
Amazon RDSの使い方
Amazon RDSは、アプリケーションで利用するデータを、安全かつ効率的に管理したい場合に活用されます。
たとえば、ECサイトの注文情報や顧客情報を保存し、アプリケーションからリアルタイムで検索・更新できる環境を構築するなどです。
また、利用者数の増加に応じて性能を拡張したり、障害発生時に別の環境へ自動で切り替えたりすることも可能です。
Amazon S3
Amazon S3は(Simple Storage Service)の略で、インターネット上にファイルを保存・公開できるストレージサービスです。
画像・動画・テキストファイルなどあらゆる種類のデータを保存でき、容量の上限がない点が特徴です。設定次第で、Webサイトのファイル置き場としても活用できます。
Amazon S3の使い方
Amazon S3は、大量のデータを長期間保存したり、共有したりする用途で広く利用されています。
たとえば、システムのバックアップデータを保管したり、アプリケーションで利用する画像や動画を保存したりすることで、サーバーの負荷を軽減できます。
また、アクセス頻度に応じて保存方式を変更できるため、コストを抑えながら効率的なデータ管理が可能です。
データの保管・共有基盤として、さまざまなシステムで活用されています。
Amazon CloudWatch
Amazon CloudWatchは、AWSで動かしているサービスの状態を、リアルタイムで見張るための監視ツールです。
主に、EC2のCPU使用率、エラーの発生件数、アクセス数などをグラフで確認できます。
あらかじめ設定したしきい値を超えたときに、メールで通知を受け取ることが可能です。
問題が起きてから気づくのではなく、兆候の段階でアラートを受け取れるため、本番環境を安全に維持するうえで欠かせません。
Amazon CloudWatchの使い方
Amazon CloudWatchは、主にシステムの運用状況を分析し、継続的な改善につなげるために活用されます。
たとえば、アプリケーションの応答時間やリソース使用状況の推移を記録し、性能低下の原因を調査したり、将来的なリソース増強の判断材料として利用可能です。
複数のAWSサービスのログを一元管理できるため、障害発生時の原因特定も効率的に行えます。
Amazon CloudFront
Amazon CloudFrontは、Webサイトやアプリのコンテンツをユーザーのもとへ素早く届けるためのコンテンツ配信ネットワーク、CDNサービスです。
世界各地に分散したサーバーにデータをあらかじめ配置しておき、アクセスしてきたユーザーの近くにある拠点からデータを返す仕組みです。
これにより、表示速度を大幅に改善できます。
S3に保存したファイルをCloudFront経由で配信するよう設定すると、HTTPS化も自動で実現可能です。
AWSの用語の理解が深まり、実際の仕事に活かしたいと考えている方もいるでしょう。
AWSエンジニアの需要や将来性について知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
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AWSエンジニアの需要と将来性は?求められるスキルも解説
Amazon CloudFrontは、Webサービスの配信効率や安定性を高めるために利用されます。
具体的には、アクセスが集中するキャンペーンサイトや動画配信サービスで利用することで、配信元サーバーへの負荷を軽減しながらコンテンツを提供できます。
一度取得したデータをキャッシュとして保持するため、同じコンテンツへの繰り返しアクセスにも効率的です。
まとめ
AWSの使い方を理解するには、アカウント作成からセキュリティ設定、主要サービスの操作までを順番に学ぶことが大切です。
まずはIAMやVPC、EC2、S3などの基本サービスを実際に利用しながら、AWSの仕組みや操作方法に慣れましょう。
利用後は不要なリソースを削除し、コスト管理を徹底することも重要です。
基礎を身につけた後は、公式の学習コンテンツや資格取得を活用することで、AWSの使い方への理解をさらに深められます。
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