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フリーランスの女性が抱える悩み3つ
フリーランスかどうかにかかわらず、働く女性の悩みは尽きないと思いますが、ここではフリーランス特有の悩みをあげてみました。
家事との両立が難しい
結婚している場合、男性が協力的ならよいのですが、そうでない場合は家事の負担も考えなければなりません。特に、在宅で仕事をしている人であれば、「家にいるのだからできるはず」と多くを任されがちになります。しかし裏を返せば、比較的自由が利くので、家事もきっちりこなしたいという人にとってはうってつけの働き方です。
同じ境遇の人が少ないので、相談できる相手がいない
日本ではまだまだフリーランスの人は少なく、特に女性でバリバリのフリーランサーはまれなので、境遇を理解してもらえないということが多いです。
常駐型の場合は同じ職場で働く同僚がいるので、コミュニケーションもはかりやすいですが、社員とはまた立場が違うため、相談するのは難しいでしょう。
しかしこれも視点を変えれば、自分で何でも決めたいという人にとっては、あれこれ指示を受けずに済むことも多いので、おすすめです。
子供が小さい場合、保育園を探すのが大変
フリーランスの場合、勤務時間が短かったり在宅勤務だったりと、入所選考のための加点(指数)が多くない場合もあり、受け入れてくれる保育園を探すのが一苦労です。そのため結果として、仕事の量を抑えて育児と仕事を両立というケースも多いです。
しかし、子供が小さいころというのはほんの数年です。一番かわいい盛りを一緒に過ごせるチャンスと割り切って楽しむこともできるのが、フリーランスのよいところでもあります。
フリーランスの女性のリアルな働き方
フリーランスと一言で言っても、様々な職種があります。以下に、女性に人気の職種をピックアップしてみました。
デザイナー
WEBデザイナーやイラストレーターなどです。いずれにせよ、アナログよりもデジタルでの仕事が多くなっていますので、パソコンを使用しての仕事が中心です。
ライター
紙の出版物の場合もありますが、最近はWEBライターの仕事も増えてきています。ちょっとした小遣い稼ぎとしても活用できますが、単価の高い仕事を本格的にこなしている人もいます。
エンジニア
プログラミングなど、いわゆる「リケジョ」の得意分野ではないでしょうか。エンジニアの場合は、会社勤めよりフリーランスのほうが収入の高い人の割合が多いです。
女性フリーランサーの収入は?
WEBデザイナー
中には名の知れた凄腕デザイナーもいますが、そういった人はほんの一握りです。多くのデザイナーは年収300万円以下と言われています。
これはサイト全体ではなく、一部分のみを担当しているという人が多いせいかもしれません。様々な技術を身につけることで、さらなる収入アップが見込まれるでしょう。
WEBライター
ライターは文章力さえあればパソコン一つでこなせる仕事ですが、それだけにライバルも多いです。単価が低い仕事も多く、小遣い稼ぎ程度の人もいますが、専門的な知識を必要とする文章は単価が高いので、年収200万円以上の人もいます。名の知れたブロガーなどであれば、ライティング以外に講演やセミナーなどの収入もあるそうです。
エンジニア
エンジニアは引く手あまたで、年収も平均300万円~500万円と、フリーランスの中では高いほうです。ただ、常駐型のフリーランスも多いので、勤務時間との兼ね合いもしっかり見ていく必要があるでしょう。
女性がフリーランスを選ぶ理由とは
それでは、女性がフリーランスを選ぶ理由とは何でしょうか。フリーランスに転進したきっかけなどを調べてみました。
やはり多くの方が以前は会社勤めをしていて、出産を機に退職し、産後の復帰を考えた際にフリーランスを選んだという経緯をお持ちです。
他には、長期にわたって病気などで入院せざるをえなくなり、復帰が難しくなったという方もいます。
一方、近年では自ら進んでフリーランスを選ぶ女性も増えています。会社に勤めていてもいずれは結婚・出産を経験したいので、その際に働きやすいフリーランスをあらかじめ選択しておくということです。
ここで、女性フリーランサーのプライベートな生活についてご紹介します。
婚活・結婚・子育て事情
男性の場合は、フリーランスだと社会的信用度が低く倦厭されることもあると聞きますが、女性の場合はフリーランスだから婚活対象に入らないということはないようです。
フリーランスで婚活から結婚に結びついた例は多くありますし、引け目を感じる必要はありません。
子育てに関しても、むしろ会社員より自由が利くケースが多いので、家事や育児との両立もしやすいです。ただし、前述のように、フリーランスのなかでも特に在宅勤務の方は、保育園を探すのに苦労すると聞きます。その場合、旦那様や実家のご家族の協力が無いと大変かもしれません。
こんな人なら向いている
以上をふまえて、フリーランスに向いている人とはどんな人なのかを考えてみました。
やはりフリーランス、特に在宅の場合は人とのふれあいがあまり無いこともあるので、ある程度孤独に耐えられる人が向いています。また、取引先を自分で開拓する場合もあるので、バイタリティも必要です。
そして初めのうちは、会社であれば同僚がこなしてくれる事務や会計をすべて自分でやる必要があるので、専門知識を持っているだけでなく、幅広くなんでもこなせる人が向いていると言えるでしょう。
なお、一度フリーランスになっても、先のことはわからないので、資格を取るなどして受けられる仕事を増やせるように、日々学ぼうとする意欲を持っていればなおよいでしょう。
まとめ
フリーランスの女性特有の悩みはメリットとしてポジティブに受け入れよう
フリーランスに人気の職種はライター、デザイナー、エンジニア
出産を機にフリーランスを選ぶ女性が多い
一人で何でもこなせる人がフリーランスに向いている
フリーランスを選んだほとんどの理由が、女性特有の結婚・出産にまつわるものです。しかしいずれは、男女にかかわらずキャリアを築くことができる環境が整い、消去法ではなく積極的にフリーランスを選ぶ人が増えるのが理想ではないでしょうか。