エンジニアの平均年収は?年収を上げやすいITエンジニア職種も調査

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エンジニアへの就職や転職を考えるとき、多くの人が「どのぐらいの年収がもらえるものなのか?」ということに興味を示すと思います。そこでこのガイドでは、転職サイトの調査結果をもとに、エンジニアの平均年収について解説をします。

また、年収を上げやすいと言われるITエンジニア職種も紹介しますので、気になる方はぜひチェックしてみてください。

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エンジニアの平均年収はどのぐらい?

転職求人サイトのdodaでは、2018年9月~2019年8月の1年間に登録した技術職のカテゴリで、エンジニアの平均年収を以下のようにまとめています。

≒ 技術系(電気/電子/機械)→469万円
≒ 技術系(IT/通信)→457万円
≒ 技術系(建築/土木)→427万円
≒ 技術系(メディカル/化学/食品)→409万円

出典: 平均年収ランキング 最新版(167職種の平均年収/生涯賃金)

こうして数字を並べてみると、エンジニアの平均年収は、携わる職種や業界によって大きく異なることがわかります。

エンジニアの平均年収を調べる際の注意点

これらの平均年収は、各産業の技術職全体で見たデータです。そのためたとえば、IT/通信にはヘルプデスクやプリセールス、メディカル系では生産管理や院長、施設長のように、現場レベルではエンジニアには分類されない職種が混ざっている可能性もあります。

また、病院全体を管理する院長や施設長が含まれている場合、現場で働くエンジニアの平均年収が実際よりも少し上がって算出されている可能性もあるでしょう。ですから、就職や転職に向けて具体的な年収を調べたいときには、そのデータの調査対象となっている職種も細かくチェックする必要があります。

ITエンジニアは年収を上げやすい職種

情報通信技術の仕事に携わるITエンジニアは、先述の4カテゴリのなかで2番目に年収が高い業種です。1番目というわけではないのですが、将来の年収アップを期待する人には、以下の理由でおすすめしたい業種となります。

スキルアップがしやすい

資格試験の種類が豊富なITエンジニアは、仕事後や休日などを使ってスキルアップがしやすい職種です。オンライン学習などを活用すれば、自宅でプログラミング技術を高めることも可能となります。この特徴は、職場の環境でなければ開発や研究のできない医療・機械・化学系とは大きく異なる魅力です。

また、将来的なキャリアアップを期待する人は、上位職種の勉強をしておくことで、社内でもハイレベルな仕事を任せてもらいやすくなると思います。たとえばプログラマーであれば、システムエンジニア(SE)に関する勉強です。

転職しやすい

IT業界に特化した転職サイトの多さも、ITエンジニアが年収アップをしやすい理由のひとつです。こうしたサイトでは、年収だけでなく自分の得意とするプログラミング言語やスキルなどで求人検索をおこなえます。

一方、化学や機械、航空宇宙といった他業種の場合、専門性が高すぎて、いまの会社で覚えた技術を他の企業で活かしにくい可能性もあります。ですから、転職をしながら多くの経験を積み、キャリアと年収の両方を上げていきたい人には、ITエンジニアは魅力的に映るはずです。

慢性的な人手不足

世界的な人手不足も、IT業界で年収を高めやすい理由です。経済産業省では、2015年に約17万人だったIT人材不足は、2025年には約43万人にまで拡大すると報告しています。おまけに、2025年になると国内における基幹系システムの6割が21年以上も使われている状況になり、システムトラブルも起こりやすくなる可能性があるのです。

出典: https://www.meti.go.jp/press/2018/09/20180907010/20180907010-1.pdf

日本のIT業界や経済産業省では、この問題を「2025年の崖」と呼んでいます。2025年に向けて人材不足が加速する国内では、ITエンジニアにとって好条件で転職しやすい売り手市場が続きます。また、AIやクラウド技術、IoT分野に精通するエンジニアなどは、引く手あまたの人材として高い年収での転職が可能となるでしょう。

経営者やフリーランスの道もある

パソコンひとつで開発できるITエンジニアは、フリーランスとして独立起業することも可能な職種です。たとえば、群を抜いたプログラミングスキルを持つ人の場合、会社員のままシステムエンジニアやプロジェクトマネージャなどの上位職種に就くよりも、独立したほうが収入アップする可能性が高いです。

また、自分の得意な分野でフリーランスになると、会社員時代よりも効率的にスキルアップしやすくなります。仕事を通して経験・スキル・人脈を広げることで、人によっては1,000万円プレイヤーになるケースもあるようです。


ITエンジニアが年収を上げるために実践すべきこと

最後に、年収アップを目指すITエンジニアに、実践してほしいことを紹介していきましょう。

年収の高い職種やキャリアパスを調べる

将来的な年収アップを期待してITエンジニアになりたい人は、就職・転職活動をする前に、高年収の人が多い職種や、そこにたどり着くまでの道のりを詳しく調べてみてください。

たとえばシステムエンジニアは、先ほど紹介したdodaのデータのなかで、2番目に平均年収が高い職種です。システムエンジニアになるには、システム開発の現場でプログラマー経験が必要となります。こうした情報をきちんと調べておくと、年収の高いシステムエンジニアになるために、まずシステム開発会社のプログラマー求人に応募するという道のりが見えてくると思います。

また、その職種に就くために必要な経験や知識があれば、オンライン学習などを使って自主学習を進めておいてもいいでしょう。

資格の勉強をする

プログラマーやシステムエンジニアなどは、無資格でもなれる職種です。しかしながら、将来的な年収アップを目指す場合は、新人のうちから自分のキャリアに関係する資格の勉強をしておくのが理想となります。

たとえば、IT業界の登竜門的資格となる基本情報技術者試験では、テクノロジ系から50問、マネジメント系から10問、ストラテジ系から20問の出題がおこなわれます。そのなかでシステムエンジニアに大きく関係するテクノロジ系では、以下のように多彩な分野から問題が出るようです。

≒ アルゴリズムとプログラミング
≒ システム構成要素
≒ ソフトウェア
≒ ハードウェア
≒ ネットワーク
≒ セキュリティ
≒ システム開発技術
≒ ソフトウェア開発管理技術 など

非常に広い基本情報技術者の勉強をしておけば、「システム開発とはどのようなことをするのか?」を頭に入れたうえで、システムエンジニアの仕事を覚えられます。

また、コンサルタント系やセキュリティ系などの場合、応募要件に特定資格が入ることもあります。ですから、上位職種での転職を希望する人は、必ず自分の分野に関係する資格を、少しずつ取得したほうがいいでしょう。

転職サイトを見る

転職しながら徐々に年収を上げる予定のある人は、早いうちからIT業界の求人サイトに目を通してみましょう。各職種の求人を見れば、スキルや経験と年収の相関関係も想像しやすくなります。また、定期的に転職サイトを見ていると、「この求人は条件があまりよくない」といったことも徐々にわかるようになってくるでしょう。

このようにIT求人を見るトレーニングをしておくと、自身の転職におけるタイミングもはかりやすくなります。また、応募要件に足りないスキルや資格がある場合、それらを最優先で取得するなどの対応も可能となるでしょう。

トレンドに敏感になる

効率よく年収を上げるためには、今だけでなく将来のIT業界で求められるエンジニアになる工夫や努力も必要になります。たとえば、経済産業省の資料によると、「2025年の崖」では、AIやクラウド、IoT実現に向けた幅広い知見を持つ先端IT人材や、基幹システムのメンテナンスができる古いプログラミング言語を扱える人材が供給不足になるとされています。

出典:https://www.meti.go.jp/press/2018/09/20180907010/20180907010-1.pdf

ですから、この時期に高年収の期待できる引く手あまたの人材になるには、いまのうちからAIやクラウドなどの知識や技術を高めておくことも必要でしょう。

また、米国の有望な職種ランキングでは、日本でも獲得競争が激化しているデータサイエンティストが1位になっています。そのため、高年収になりやすい業種を目指す人は、国内だけでなく海外のランキングやIT業界の動向にも目を向けてみてもいいかもしれません。

開発現場での実績を積む

エンジニアが年収を上げるために最も重要なのは、開発現場での経験を積んで実績を作ることです。関わったプロジェクトの規模や数、担当した職域や修得スキル、事業への貢献度など、可視化できる実績がなければ、年収アップは難しいからです。

将来的に年収アップを狙うなら、転職時にアピールできる実績を積み上げるという意識で、日々の業務をこなしたりスキルアップの勉強を進めたりする必要があります。


まとめ

転職サイトdodaの調査結果によると、代表的な4業種におけるエンジニアの平均年収は、409万円~469万円でした。このなかで2番目に高い数字となったITエンジニアは、各自の努力によって年収を上げやすい業種です。

ITエンジニアが年収アップを目指すには、高収入の期待できる職種への道のりや必要資格などを調べる必要があります。また、人手不足のIT業界では、時代によって求められる人材の特徴やスキルが変わる傾向もあります。いま流行っている言語や技術などのトレンドに敏感になることも忘れないようにしてください。

もちろん大前提として、可視化できる実績の存在が、年収アップには必要不可欠です。開発現場での経験は欠かせないので、転職時にアピールできる開発実績を日々積み上げていきましょう。

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