フリーランスで働くメリットとデメリットは?成功するポイントも解説

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専門的な分野でのスキルを持つ人であれば、一度はフリーランスとしての働き方に興味を持ったことがあるのではないでしょうか。フリーランスには自由な働き方や高収入の可能性、自身の専門性を存分に活かせるといった多くの魅力があります。しかしその一方で、会社員を辞めるなどして働くことにデメリットがないわけではありません。

本記事では、フリーランスとして働く際のメリットとデメリット、さらに成功するために意識しておくべきポイントについて解説します。

そもそもフリーランスとは?

フリーランスとは、企業や特定の団体に所属せず、個人で仕事を請け負い、収入を得る働き方、またはそれで生計を立てている人の総称です。クライアント企業と直接契約を結び、プロジェクトや業務ごとに成果物を提供することで対価を得る形態が一般的です。

代表的なフリーランスの職種には、ライターやイラストレーター、コンサルタント、講師などがあります。近年ではITエンジニアやWebデザイナーといった技術職のフリーランスも増加しており、多様な分野でフリーランスとして働く方が増えています。

フリーランスとして働くメリット

フリーランスは、企業に正社員として所属する働き方とどのように違うのでしょうか。ここでは、フリーランスとして働く際の主なメリットをご紹介します。

柔軟な働き方ができる

フリーランスの最大のメリットは、柔軟な働き方ができることです。職種にもよりますが、基本的に時間や場所の制約が少ないため、自分のペースで仕事を進められます。勤務時間を個々の生活リズムに合わせて調整できることが多く、子育て中の場合でも、子供のスケジュールに合わせて作業時間を調整できるほか、作業場所についても、自宅だけでなく、カフェやコワーキングスペースなど、環境を変えて働くことが可能です。

一方、IT業界では、「客先常駐」という形で働くフリーランスエンジニアが多く存在します。客先常駐では、基本的にクライアント企業のオフィスに行き、決められた勤務時間で働くので、時間と場所の自由度は高いといえません。しかし、それでも自身の得意分野や興味のあるプロジェクトを選び、新しい環境で働ける点はフリーランスならではの魅力です。自身のスキルやキャリアプランに合った案件やプロジェクトを選べる柔軟さは、大きなメリットといえます。

クライアントと直接やりとりできる

クライアントと直接やりとりできることも、フリーランスのメリットです。会社員の場合は、クライアントとはあくまで取引会社の一員という立場で向き合うので、個人事業主として相対するフリーランスとは大きな違いがあります。フリーランスという立場なら、一個人としてクライアントからの指示や評価など生の声を聞き、柔軟に対応して成果を出すことで、緊密なコミュニケーションをベースに自身の成長にもつながる仕事ができるようになります。

特に、クライアントからの直接のフィードバックを受けて、要望や改善点を明確に把握して対応できるのは、フリーランスの強みです。その分、信頼関係も築きやすくなるでしょう。

ストレスが軽減される

フリーランスという働き方により、ストレスが軽減されるというメリットを感じる人もいます。特に通勤のストレスや、職場の人間関係によるストレスから解放されると感じる人が多いようです。

ほかに、自分にとって最適な環境で働ける点もフリーランスならではのメリットです。使い慣れたデバイスやソフトウェアを使用し、集中しやすい環境を構築できるため、生産性を向上させやすくなります。例えば、好きな音楽を流しながら作業を進めたり、気分に応じて作業場所を変えたりすることも可能です。

収入が増える可能性がある

努力次第でみずからの価値を高め、収入アップを実現しやすいことも、フリーランスのメリットのひとつです。フリーランスという働き方は、努力が直接結果に結びつきやすく、サラリーマンの平均以上の収入を得られる可能性があります。収入アップのためには、自身のスキルを向上させたり、高額案件をセレクトしたり、自分のペースで効率的に働くことで生産性を上げたりするなどの方法があり、フリーランスはこれらを実現させやすい働き方といえます。

休日を自分で決められる

自分のスケジュールに合わせて休日を自分で決められることも、フリーランスのメリットです。フリーランスであれば、混雑を避けて平日に休みを取るなど、柔軟な休日設定ができます。あるいは、長期プロジェクトの合間に集中的に休暇を取ったり、繁忙期と閑散期に合わせて柔軟に休暇を設定できたりするケースもあります。

ライフスタイルに合わせて働ける

フリーランスは、個人のライフスタイルや生活リズムに合わせて柔軟に働き方を調整できるメリットもあります。結婚、出産、育児、介護など、さまざまなライフステージに合わせて働き方を調整したり、自分の体調や健康状態に合わせて仕事量を調整したりすることが可能です。ワークライフバランスを調整しやすい働き方といえます。

働きたい年齢まで働ける

フリーランスには、会社員のような定年制度がないため、自身の意欲と体力、スキルを維持できる限り長く働き続けられるというメリットもあります。長年培ってきた専門知識や豊富な経験は、クライアントから高く評価されることが多く、仕事量や働き方を調整しながら、本人の気力次第で長く仕事を続けられるでしょう。フリーランスは40代以上のミドル・シニア層が多く、全体の7割を占めるというデータもあります。

ただし、業界や職種によっては、案件に年齢制限があるケースも見られます。特にITエンジニアなどは、高年齢になるほど案件数が減る傾向があるのも事実です。また、制限がなくても、現場のマネージャーやメンバーが年下という場合が多くなる可能性もあります。

そのため、長く働き続けるためには、常に最新の技術を学び続けることや、柔軟に新しい分野への適応力を持つことが重要です。

専門スキルを活かせる

フリーランスのメリットには、高い専門性を活かして自分が得意とする分野の案件を選んで働けることもあります。そのため自分のスキルや経験を最大限に活かせるだけでなく、クライアントとの関係を構築しながらより多くのキャリアを積む機会を得てスキルを磨き、さらに高単価案件を獲得しやすい状況を作り出していくことができます。

フリーランスとして働くデメリット

フリーランスには多くの魅力がある一方で、注意すべきデメリットも存在します。デメリットもしっかりと把握しておきましょう。

収入の不安定さ

フリーランスの最大のデメリットは、収入が不安定になりやすいことです。仕事の受注状況により収入が変動しやすく、安定した収入が得られないこともあります。仕事がない月は収入がゼロになる可能性があるほか、季節や景気の影響を受けて仕事量が減少したり、長期的な契約ではなく短期的な案件が中心となったりする点も懸念材料になります。

社会保険料の自己負担増加

フリーランスは、健康保険や国民年金保険などの社会保険料を全額自己負担する必要があり、それが会社員と比べたデメリットです。会社員の場合、これらの保険料は一部を会社が負担しますが、フリーランスはすべてを自己負担しなければなりません。そのため、月々の固定支出が増加する場合があるため、特に独立直後や仕事量が不安定な時期には、生活費の管理に注意が必要です。

社会的信用の低下

フリーランスは、企業などの組織に所属していないため、企業に勤務している正社員と比べて社会的信用が得られないことがあるというデメリットもあります。具体的には、住宅ローンやクレジットカードの申請時に安定した収入を証明することが難しく、審査に通りにくいケースや、賃貸契約時には保証人を求められることも多く、信用力を必要とする場面では不利になるケースが多いといわれています。

自己管理の必要性

フリーランスとして働くデメリットは、仕事に関するすべてのことを自分で管理する必要があり、高い自己管理能力が必要となることです。スケジュールの管理に始まり、健康管理、財務管理、スキルアップのための自己研鑽、プライベートとの切り替えなどを、自分で計画し実行しなければなりません。自己管理能力が不足していると、仕事の質の低下や健康問題、収入の減少などにつながるおそれがあります。

営業や事務作業の負担増加

専門スキルを活かした仕事以外にも、営業や事務作業を自分で対応しなければならないこともフリーランスのデメリットです。例えば、新規クライアントの開拓や営業活動、契約書の作成や管理、請求書の発行、経理処理、税務申告の準備などを一手に担わなくてはなりません。これらの業務には、本来の専門スキルとは異なる知識や能力が求められ、結果として時間と労力を要します。

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フリーランスとして成功するポイント

では、フリーランスとして成功するには、どのようなことを意識して行うべきなのでしょうか。主なポイントをご紹介します。

スキルアップを継続する

フリーランスにとって、継続的にスキルアップをしていくことは不可欠です。新しい知識を学び、技術を磨くことで、時代の変化に柔軟に対応できる能力を身につけ、ほかのフリーランスと差別化を図ることができます。

オンラインコースや専門書を活用して最新の技術トレンドを学んだり、業界カンファレンスやセミナーに参加して情報を更新したり、実践的なプロジェクトに挑戦して実務経験を積んだりするなど、学習の手段はさまざまです。これにより、高単価案件の獲得や長期的なキャリア形成につなげることができるでしょう。

人脈を広げる

フリーランスとして成功するには、フリーランスエージェントやコミュニティに参加するなどして、積極的に人脈を広げることも重要なポイントです。多くの人とビジネスに関連したつながりを持つことで、新たなビジネスチャンスや案件の獲得につながります。

フリーランス向けのオンラインコミュニティに参加し、業界イベントやミートアップに出席することで、SNSを活用して同業者や潜在的なクライアントとつながることができます。このようなネットワークを通じて情報交換や協業の機会を増やすことは、特にフリーランスにとって重要な戦略です。

ワークライフバランスが向上する

ワークライフバランスの向上は、プライベートな時間を増やしたい人だけでなく、子育てや介護をする人にとっても大きなメリットです。在宅ではスケジュールを自分で管理でき、通勤時間もなくなるため、「仕事」と「仕事以外の生活」のバランスをとり、両方を充実させることが可能になります。また、育児や介護などの家庭の事情に対応しやすくなることで、離職率の低下や人材の定着にもつながります。

自己管理能力を身につける

フリーランスの成功には、スケジュール管理や健康管理など、自己管理能力が欠かせません。スケジュール管理ツールを活用して業務を効率的にこなし、会計ソフトを用いて確定申告などの事務作業を計画的に行うことが求められます。

また、健康管理にも気を配り、定期的に休息を取ることや、健康診断を欠かさず受けることも重要です。自己管理能力を高めることで、生産性が向上し、結果的に長期的なキャリア継続が可能になります。

セルフブランディングを行う

フリーランスとして差別化を図るには、自分自身をブランディングするという意識を持つことも必要です。

ポートフォリオやSNSでの情報発信、または専門分野における実績や知識をアピールするブログの執筆なども効果的です。YouTubeやブログを活用して、自分の強みや専門性を発信し、クライアントに対する信頼を築くことができます。セルフブランディングをしっかりと行うことで、クライアントからの信頼が高まり、案件獲得の可能性が広がります。

フリーランスのメリットを最大限に活かそう

フリーランスという働き方には、専門性を活かして自由な働き方を実現し、年齢に関係なく長期的にキャリアを続けられるという大きなメリットがあります。一方で、自己管理能力の強化や営業活動の必要性といった課題にも直面するため、成功するためにはこれらの要素にしっかりと取り組むことが求められます。

フリーランスとしての成功を目指すには、専門スキルを磨き続けることに加え、自身の業務環境を整備し、できる限り本業に集中できるよう工夫することが重要です。自己管理や営業活動も含めた総合的なスキルを身につけることで、フリーランスとしての安定したキャリア形成を実現できるでしょう。

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