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ITエンジニア

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ここでは、さらなるスキルアップやキャリアアップを図りたいITエンジニアに必要な勉強内容と、その勉強方法を紹介していきます。

まず「プログラミング習得」、次にエンジニアのキャリアアップにも欠かせない「セールススキル」の勉強法について。さらに「やってはいけない勉強法」と「必要な勉強時間」について説明します。

point

プログラミングスキルを飛躍的に上げる、おすすめ勉強方法

ITエンジニアは、対応できるプログラミング言語が多いほど、それを深く知っているほど業務の幅が広がり、エンジニアとしての価値も上がります。

その勉強法は一体どのようなものでしょうか。

プログラミングスキルを向上させる勉強方法その1――フレームワークのリファレンスを最初から読む

リファレンスは、分からないことが発生した時に必要な箇所だけをかいつまんで読む辞書のようなものですが、このリファレンスを最初から読んでみるという方法が、実はスキルアップに効果があります。

今まで当たり前と思っていたところに新しい発見があったり、断片的にしか分かっていなかったことの全体における位置付けなどが頭の中で整理されたりすることで、より理解が深まります。

プログラミングスキルを向上させる勉強方法その2――ソースコードを読む

優秀なエンジニアが実装したソースコードをよく読むことも効果があります。その中には最適化の素晴らしい手法や、保守性アップのテクニックといったノウハウが詰まっています。勉強したい言語のオープンソースソフトウェアがあったら、是非ソースコードを読んでみるようにしましょう。

プログラミングのスキルを向上させる勉強方法その3――プログラムを書いてみる

新しい言語を覚えようとして本を買っても、ただ漠然と読んでいるだけではスキルは身につきませんし、なかなか覚えられません。「早く読み終えてしまおう!」という焦る気持ちを押さえ、一つ一つの知識を、自分の手で少しずつでもアウトプットしてことを心掛けましょう。これが結局一番早く、確実に身につく方法なのです。

キャリアアップのために、ITエンジニアが身につけたい「セールススキル」の勉強法

「なんでエンジニアが営業しなきゃいけないんだよ……」と思うかもしれません。

確かにエンジニアに営業をさせるような会社は、ややブラックかもしれません。

しかし、ITエンジニアにとってもセールススキルはとても重要です。営業マンと同じような仕事をする必要はありませんが、社内外での大小さまざまな依頼や交渉ごとの場面でも、恋人へのプロポーズでも、あなたは「営業」をしなければいけない場面が必ずあるからです。あなたが客として何か買い物をする時も、ある程度「営業」をわかっていないと、セールスマンの口車にまんまと乗せられて不要なものを買わされてしまいます。

セールススキルは、社会人ならば誰しも身につけるべきものです。あなたはエンジニアで普段営業をしない立場だからこそ、主体的に取り組むべきスキルなのです。

セールススキルを向上させる勉強法その1――一人プレゼン

具体的に受注していない企画について、練習として提案書を書いてみる、一人でプレゼンテーションをしてみるという練習は有効です。工夫して細かい所まで繰り返し説明しているうちに、わかりやすい表現ができるようになっていきます。

セールススキルを向上させる勉強法その2――営業の現場を見る

営業に同行させてもらったり、展示会を見に行ったりすることで、実際にどのように営業が行われているかを学ぶことができます。

セールススキルを向上させる勉強法その3――営業術の本を読んでみる

営業術の本は数多く出版されていますので、是非読んでみましょう。できているようでできていないことなど、発見があるはずです。営業の基礎知識が頭に入っていると、世間で使われている営業テクニックに気づくことが多くなります。

やってはいけないNG勉強方法

プログラミングスキルを身につけるにせよ、セールススキルを身につけるにせよ、実際の成果につながるように勉強しなければ、努力が無駄になってしまいます。

以下のようなパターンに陥らないように、気をつけてください。

やってはいけないNG勉強方法その1――全面的に「意志力」に頼っている

例えば「仕事から帰ったら、毎日1時間プログラミングの本を読むぞ」と決めたとします。それが三日経って続けられなくなった。そのような時に、つい自分の意志の弱さを責めてしまいがちです。

しかし、本当に意志力の問題でしょうか?

もしかすると、その日あなたは仕事で疲れ切っていたのかもしれません。他に予定が立て込んでいて勉強する余裕がなかったのかもしれません。続けられないということは、あなたにはそのやり方が合わないということでしかないのです。

時間と量をうまく調整し気が散るものを排除したうえで、無理なく毎日続けられるような、あなたの性格やライフスタイルに合った仕組みを作りましょう。

やってはいけないNG勉強方法その2――完璧主義

完璧を目指し過ぎるのもおすすめできません。

例えば、勉強する際に1ページ毎に分からないところが必ずないようにするとか、完璧に暗記するといった方法を取る人がいますが、これではすぐに嫌になって何もしなくなってしまいます。

長期的な視点に立つと、毎日同じペースで進めて行くことのほうが大切です。たとえば「毎日1時間読む」、「毎日10ページ読む」などと決めます。その1時間は最善は尽くすけれども、それでもわからない時は先に進んでしまうほうが長続きします。結果的には何もしなくなってしまうより、はるかに長い時間勉強したことになるのです。

絶対に避けたいのは、「何もしなくなってしまう」ことです。くれぐれも完璧は目指さないようにしましょう。

推奨される一日の勉強時間は?

アンケートによると、ITエンジニアはだいたい週に5時間以上プログラミングなどの勉強に充てています。一日当たり、約40分ですね。

ITエンジニアは労働時間ではなく、成果物やシステムが生む利益などで評価される職種です。ですから、基礎知識をしっかりと身につけるためには、1日最低1時間は勉強時間を確保したいところです。

まとめ

実は、勉強をすると仕事の面白味が増す

エンジニアの仕事は、かなり過酷と言われています。その生活の中で勉強もするのは、相当ハードでしょう。

しかし少し工夫をすれば、通勤時間や休み時間の中で細切れでも勉強時間は確保できるものです。そのように主体的に勉強を継続していると、仕事への積極性も増し、面白味も出てくるものです。

ご紹介した方法を参考に、ITエンジニアとしての勉強を始めてみてはいかがでしょうか。

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