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Bコラム〜ビジネスマン(技術者)への応援メッセージ〜

『テーマを持つ』

はじめに

小説にも、歌にも、映画にもテーマ(タイトル)があります。
作成者の意図を伝えたい人たちへ、思いとして表現したものですが、自分自身にもテーマがあると良いと思います。
ミッション・ステートメントの意味合いは、長期的なことを指す場合が多く、今日とか、
今月、或いは、この1年などの短い期間でのテーマとは異なりそうです。
しかし、何事によらずテーマを掲げると、世の中の景色を見る時の注意力とか、仕事の中でも集中力などが一段と増すこと間違いなしです。

街中でテーマを持つと

通勤途上の街中では会社に向かってまっしぐら。周囲の景色やすれ違う人たちの身なりなどは気にも止めません・・・が、普通だろうと思います。
その中で、例えば、靴を買い替えたいと思っていると、行き交う人の靴が気になります。
無意識の内に注意力を発揮し、色や形に目が行き、買い替える靴に思いを馳せるのです。
或いは、全く別のことですが、郵便物を出したい時には、郵便ポストが何処にあるのか?
キョロキョロと赤い郵便ポストを目で探します。
テーマとは云い難しですが、要するに、特別なポイント・事柄に注意力が働くのです。
この事実は、とても重要な意味を持っています。
日常の生活や仕事は、毎日が劇的に変化することなどは殆どありません。
寧ろ、平々凡々な毎日の方が圧倒的に多いのではないでしょうか?
大仰な言い方ですが、毎日の生活や仕事の中でメリハリをつける意味でもテーマを持つと、行動が変わって来ます。

IT技術者のテーマとは

基本は、得意分野の技術を更に伸ばすとか、不得手な技術を向上させるために、テーマを持つことでしょう。この場合は、目標と言い換えても良いかも知れませんが。
ただ毎日の仕事をしている中で、技術を伸ばすとか不得手技術の克服と言っても、具体的な行動に結びつけるには、どうすれば良いでしょうか?
1つの考え方として、今日(今週、今月、今期)のテーマを、自らに課すのです。
得意技術を1週間に1項目(複数でも良いけれど)、掘り下げるテーマを見つけるのです。
不得手技術の場合も同じです。1日に1つ、良く知った技術者に質問することをテーマにするのです。課題と置き換えても良いですね。
当然、仕事の役割はしっかりと果たすことが前提です。
IT技術の進化は、毎日の中では感じられませんが、間違いなく進んでいます。
IT技術者には、進化に乗り遅れてはいけないプレッシャーもありますが、見方を変えると絶好の良い機会です。何しろ、いくらでもテーマを持つことが出来るから。

ピグマリオン効果

教育心理学では良く知られていることですが、周囲の人たちから期待されている・・・と、本人の意識があると、実際に成績も上がるそうです。
ビジネスマンやIT技術者にとって、誰から、どの様な期待が持たれているか?
そのことを意識すること自体、日常では、あまりない様な気がします。
実際には上司から(業務委託先から)、当たり前のこととして成果を求められています。
以前、オリンピックの女子マラソンでメダルを取った選手が「自分で自分を褒めたい」と、インタビューされた時に言っていました。
まさに自分への期待が、メダルに結びつく結果になったとも言えます。
実は、テーマを持つことは、自分への期待につながるのです。
きっと、普通の仕事をしながら、別のテーマを持って行動することが、成長につながると確信するに違いありません。自分自身の成長を期待しているのです。

テーマの交代と継続

今週のテーマを、数週間続けるか、毎週変えるかなどは、そのテーマに寄ると思います。毎週が、毎月でも同様です。或いは、1年のテーマもあるでしょう。
テーマの内容や、いつまで継続するかなどは、ご自身で考えて見て下さい。
更に、テーマの先に「こうなりたい自分」があると思います。とても重要なことです。
仕事でも私的なことでも、テーマがあることは、行動を伴うことになります。
換言するならば、能動的な人生を送ることに他なりません。
いくつかのテーマを並行しても良いし、仲間と一緒に行動することでも良いでしょう。
又、時々によりテーマを交代するも良し、継続するも良しです。
いずれにしても、色々なテーマを見つけ、高い意識を持って行動を継続すると、ご自身の自信につながり、ピグマリオン効果的な成果を得られます。
敢えて付言するならば、テーマを決めて行動し得られたことを記録(ノート)する。
成長の証になります。脳内に強くインプリントされます。

斉藤 礼三郎

斉藤 礼三郎

コンピュータやネットワークに関わり半世紀近く。T自動車の情報部門にて、約20年間、DBやNWの企画・設計を担当した。その後、独立し名古屋にてシステム会社を20年ほど経営する。
現在は「PEーBANKのシニアアドバイザー」の立場で活動中。